HEAVEN

―Guardian―下画像は新華網―
画像は、6ヶ月になる息子Risabを抱く母親のJanuk Ghimire。

ネパールはラメチャプ郡の数千という村人たちは、今年1月に生まれたRisabにまみえるため、ヒマラヤ山脈、遠く2000メートルの高さにあるJanukの住む村まで登ります。

Risabは4本の腕、そして4本の脚をもって生まれました。ひらたく言えば頭のない寄生体を腹部に癒着させたまま生まれてきたのです。しかし、その容姿が口づてに伝わると、ある人々はガネーシャの生まれ変わりととりました。

「息子を神と崇拝する人たちはお金、2、3ルピーを置いていくよ。お供えの大部分は服と食べものだけどね。また、なかには猿のようだとか、鬼婆の子供だって言うやつもいるよ」。32歳になるRisabの父親、Rikhi Ghimireは語ります。

半年間でRisabに会うために訪れた人々の数は5000人を超えました。ある者は歩き、またある者は遠い距離をバスに乗ってやって来たといいます。崇める者もいれば、魔物の使いだと言う者もいました。地元のヒンドゥー教の司祭は、ここのところの季節風の不規則な動きをRisabのせいにしました。

今回で3度目のお産となるJanukは、Risabが生まれる5日ほど前に激痛でのたうちまわり、今回の出産中に自分は死ぬかもしれないと怖れたそうです。しかしRisabが生まれて後、その怖れはあらたなものへと変わりました。
「村の人たちがなんて言うか、それが怖かったんです。もし、夫がそばにいなければ私は魔物だとされて殺されていたかもしれません」

Janukは、Risabのことを寝かしつけるにも入浴させるにも体にオイルを塗るのにも、どれをとってもひと苦労だといいます。
夫婦、それにRisab、Risabの兄弟あわせて5人の家族は、石と土でできたひとつの部屋に住んでいます。傍らにはヤギと鶏がいます。家から町までは歩いて1日かかるそうです。

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