2010.12.29 (Wed)
Wish you were here
しばしのご無沙汰でした。
月なかばに都下の病棟で息をひきとった父の葬儀いっさい初七日まで終えて、ようやくひと段落ついたところだったりします。で、気がつけばもう晦日。この年末、あちこちに不義理をかさねてしまったこともこれからどうしようかと。
二年あまりの介護生活。認知症はもとより1年ほどで介護度が1から5まで上がり、壊れていく父の姿にいらだち、邪険な扱いをしてしまったことも多々ありました。肝細胞がんが見つかり、誤嚥性肺炎を引き起こし、中心静脈栄養を施されてからは都内の病院から都下の医療病棟に転院。その間にもいろいろあったのですが転院まもなく息をひきとりました。
んーんんん、それにしてもお布施って戒名いちばん下の信士信女クラスにしても60万ってかかかるのね。で、かかった費用をすべて足すとウン百万の世界。暮れにこれでは辛すぎです。
ということで、楽しみにアクセスいただいた皆さまには、しばらく更新ができず、申し訳ありませんでした。
年末最後の曲は、病棟までの道、なんども通った中央高速、頭のなかでずっとリフレインしていたラクリモサを貼ろうかなと思いましたけど、こちらにします。かつて父がいちばん好きなアルバムでした…。
明けては二週目くらいから更新再開の予定です。
2010.12.12 (Sun)
少女5人を暴行したヌーナン症候群の男に8年8カ月の刑―ニュージーランド

―Stuff NZ―
5人の少女に対して強姦や性的暴行を繰り返し、裁判で8年の刑を言いわたされたニュージーランドの男が、犯行の動機を自らの遺伝的障害からきたものだと述べています。
この男は、ウェリントン郊外の山に囲まれた小さな町、ワイヌイオマタに住むタマ・ヌイ・テ・キラ(47)で、9日、ウェリントン高等裁判所の裁判官ロン・ヤングは、彼に対し、強姦および強姦未遂、性的暴行、強制わいせつなどの罪で8年8カ月の懲役をいいわたしました。
彼が最初に少女を襲ったのは1990年代初めのことだといいます。相手は8歳の女の子。ベビーシッターとして雇われたテ・キラはベッドで寝ている女の子にそっと近づき、暴行を試みましたが、女の子に逃げられ、近所の家に駆け込まれたため、このときには未遂で終わりました。
1990年のなかば、テ・キラは、11歳の少女のベッドルームに忍び込み、少女に股間を擦りつけましたが、少女が彼をはねのけたために失敗。しかし10年後、この少女が22歳になったときに再度忍び込み、ソファーの上に押し倒して強姦したといいます。
ほかの被害者はそれぞれ、12、13、15歳の少女でいずれも寝ている間にテ・キラが寝室に忍び込み、暴行をうけており、うち13歳の少女は事件の後、自殺しました。犯行は2005年まで続けられました。
裁判で被告側弁護人、レニー・グルードは、テ・キラの犯行の動機として、彼の罹患しているヌーナン症候群(Noonan Syndrome)をあげました。
「健康上の理由から普通の成人男性としての生活を送ることは甚だ困難だったといわざるを得ません。それに犯行時はすべて酔っており犯行の記憶もほとんどないということを被告より聞いております」
これに対しヤング裁判官は、テ・キラの障害は痛ましくはあるものの、被害者すべてに面識があったとし、機会をうかがい暴行をおこなったとして有罪判決を言いわたしました。
ヌーナン症候群は遺伝的な障害で、オタゴ大学小児遺伝学教授、スティーブン・ロバートソンによるとその症状は、短躯、先天性心疾患、リンパ管異形成や翼状首などによる顔貌の特異をあげています。ただ、ロバートソンのいうには、知能は通常、遅滞など影響はうけないということです。
2010.12.10 (Fri)
地下鉄車内でセックスするカップル―オーストリア

―The Sun―
ウィーンの地下鉄、U-Bahnでカップルがセックスをしている動画がYoutubeなどにアップされ、数十万というアクセスを記録、話題になっているようです。
「みんなに見られていることには気づいていたんだろうね。途中、スウェットのフードで顔を隠したし。でもその他はギャラリーなんて目もくれずに励んでいたよ」とは目撃者。
U-Bahnの職員、Wiener Linienは「まあ、誰からも苦情はこなかった。ただ今回のようなできごとはこれが初めてだね」と述べています。
2010.12.10 (Fri)
高速道路をまたぐ竹製の歩道橋―四川省

―華声在線―
高速道路上に竹で支えられた歩道橋の画像が中国の掲示板に掲載され、話題となっています。
この「人行天橋(歩道橋)」は、四川省の楽山から宜賓を結ぶ楽宜高速公路上に設けられたものらしく、センターラインからわずか4本の竹で支持され、手すりなども竹でできているということです。
聞くところによれば歩道橋は地下道ができるまでの臨時のものということですが、山東高速集団四川楽宜公路有限公司に問い合わせてみると、このような橋を作ったことはなく、そもそも楽宜公路はまだ竣工前、4メートルの桁もはかせているので付近の住民の通行に問題はないはずと答えているということです。
2010.12.10 (Fri)
父親が仕事に出かける前、通りに縛りつけられる双子の姉妹



―Mail ONline―
こちらは中国が、世界の人々の目に触れないことを望むタイプの写真。
手すりに縄でつながれているのは、12歳のLi Luqin。まるで犬に対するような扱い方です。それでも父親は彼女の自傷行為をやめさせるために毎日縛りつけなければならないというのです。彼女の双子の姉も父親のいう「精神的な問題」とやらで同じように縛りつけられます。
父親は、10年前からLi LuqinとLi Shuangqinをお互いがけがをしないよう縛りつけ、いまでもときどき縛りつけています。
通行人の多くは縄で区切られた中に手首に縄を食い込ませながら自由になりたいともがく2人を見て、怒りをあらわにします。
家族がいるのは雲南省の道ばたです。父親のWanchengは娘に治療をうけさせようとお金を節約しています。Wanchengは、娘2人がそこいらじゅうを歩きまわるのが危ないと頑なに思っているかのようです。
「2歳になった頃、娘たちが普通ではないと気づきました」。Wanchengは言います。「お医者さんに診せて娘たちが直ることを願っています。でも手元には1000元しかなく、他には何もありません」
写真は、今年2月、両親が仕事にいく間、街頭にチェーンでつながれた2歳の子供のイメージを思い起こさせます。
という記事が今日付の英紙で大きく取り上げられていました。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、少女たちは「自分で自分の顔面をひっきりなしに殴る少女―雲南省」で取り上げた双子の姉妹、路路と雙雙です。
同じ記事を掲載しながらのこの隔たり、興味深く思い、紹介してみました。
2010.12.09 (Thu)
Issei Sagawa: VBS Interview
―CNN―
CNNのスタッフはブルックリンに拠点をおくジャーナリズム、VICEに興味をそそられました。
VICEはウェブサイトをべーすとした独立系メデイアで、VBSというブロードバンドテレビを用い報道しています。今回のレポートはVBSが独自に制作したもので、視聴者は報道のプロセスそのものに介在できるという、報道に対して非常にわかりやすいアプローチを試みています。
―VBS.TV―
1981年6月13日午後、スーツケースを抱えた佐川一政という名の日本人が、パリ郊外にあるブローニュの森を歩いていました。スーツケースの中身は、当時25歳、オランダ人留学生ルネ・ハルテヴェルトのバラバラ遺体でした。佐川はその3日前にハルデヴェルトを自宅に呼び出し射殺、ハルテヴェルトの遺体のあらゆる箇所を食べていました。
ブローニュの森に来たのは遺体の残りを池に棄てるのが目的でした。
逮捕後の短期拘留と日本に送還された際の経緯については、ここで述べるにはあまりに複雑で漠然としています。帰国した佐川は松沢病院に入院しましたが、1986年8月12日に退院。以来ずっと自由な身です。
しかしここからの展開は奇妙でした。これまでの24年間という自由な時間が彼をちょっとした有名人にさえしたのです。
無数ともいえるドキュメンタリー番組が作られ、再現フィルムが撮られ、雑誌の記事となった佐川は、何冊もの本を書き、マンガを描き、AVにも出演しました。事実上、彼は彼の犯罪から生計を立てたのです。
そのような卑劣な人間に会うこと、そして数日間彼といっしょに過ごすことにはもちろん不安がありました。
2010.12.09 (Thu)
同性愛保護を求める亡命希望者にポルノを見せて興奮度をモニタリング―チェコ

欧州の一部は、同性愛者が自国の迫害をのがれて他国に亡命するのを保護する政策をとっていますが、チェコで亡命者の同性愛嗜好を確かめるために、性的な興奮度を調べるテストをおこなっていることが人権団体の批判をあびています。
このテストは「phallometric tests」とよばれるもので、同性愛嗜好をもつ亡命希望者に対し、ペニスの血流をモニタリングする装置をつけさせ、ノーマルなポルノを見せるというもの。これで興奮していることがわかれば、亡命者保護は与えられないということです。
EUの主だった人権団体は、そもそもこのテストの信憑性が疑わしく、個人のもっとも深い部分に触れることから、ヨーロッパ人権条約(European Convention on Human Rights)に違反するとして抗議をしています。
これに対してチェコ内務省は反発。「phallometric tests」はこれまで10人以下の亡命希望者に対し使用したに過ぎず、テストは専門家立ち会いのもとで行われ、亡命希望者からの書面での同意書もとっていると述べています。
しかしながら一方で、同政府の人権問題担当長官は、テストを「品がない」と述べてもいます。