2010.02.24 (Wed)
冷凍された女性の頭をめぐって、娘家族と人体冷凍保存団体が争議―コロラド州

冷凍された女性の頭をめぐって、女性の娘家族とアリゾナ州スコッツデールに基盤をおく人体冷凍保存団体、アルコー(Alcor Life Extension Foundation:アルコー延命財団)が争っています。
女性、コロラド州に住んでいたメアリー・ロビンス(死亡当時71歳―画像は若い頃の写真)は、死後、遺体の頭部を冷凍保存し、将来新たな技術が開発されたときに解凍、クローン人体の上に頭を移植して故人を甦らせるというアルコーの主旨に賛同。自分の死後、年金5万ドルを同財団に経費として支払うという契約を2006年に交わしていました。
ところが今月9日にロビンスが死亡し、アルコーが彼女の頭を斎場から回収しようとしたとき、彼女の娘(ダーリーン・ロビンス)家族から訴えが出されました。「ロビンスは死の直前、考えを変えた、そしてアルコーに遺体を委託するのを撤回する書面を残した。だから彼女の頭は私たちのもの、5万ドルを払うつもりもない」というのです。
これに対し、アルコー側ではロビンスが同財団に対し契約の破棄を申し出てないと、弁護士をたて、訴えに応じました。物言わぬロビンスの遺体は現在、コロラドスプリングスのモルグでドライアイス漬けで保存され、裁判が終わるのをじっと待っています。

1972年に設立されたアルコーは2002年、打撃の神様と呼ばれたテッド・ウィリアムズの親族との一連の騒動で有名になりました。裁判の結果、遺体から頭部が切り離され、現在も同財団が保存しています。
現在までのところ、同社に冷凍保存されている頭は80。また850人以上が死後、遺体を冷凍保存する契約を交わしているといわれています。冷凍保存には、窒素ガスおよび液体窒素を使用することで細胞の破壊を防ぐとしていますが、技術的な問題よりも、宗教倫理といった観点から常に論議を巻き起こしてもいます。
料金は全身保存で15万ドル、頭部だけで5万から7万ドル。アメリカにはこうした団体が2つあり、アルコーのライバルとされるクライオニクス研究所は、料金もいくらか安めに設定されているそうです。
2010.02.24 (Wed)
Naked sled race in Germany (8p)

―新浪網ほか―
20日、ドイツ北部のニーダーザクセンで、ショーツのみでそりに乗り、斜面を滑り降りるレースがおこなわれました。
地元ラジオ局が主催、毎年恒例となっているこのレース、今年の参加者は30名。
男女ともにヘルメットとグラブの他はショーツのみでそりに乗り、その早さを競うもので、長さ100メートルのコースを滑り降りるのを観に14,000人もの観客が訪れたハルツ山地にある小さな町では、交通もマヒするほどの賑わいようだったということです。
2010.02.23 (Tue)
10代の少女たちが2,400円で買われる町、アンヘレス(Angeles)―フィリピン

―CNN―
女性支援施設の裏庭で、インタビューに応じた20歳の女性、ジョイは彼女の年齢にはあまりに似つかわしくないこれまでの生活を語ります。
「あたしがフィールズ・アベニューで売春をはじめたのは15のときだったわ。すごく貧しかったし、赤ちゃんを育てるお金が欲しかったの。売春をはじめてしばらくしたら「mamasan(バーや売春宿で女の子たちを監督する女性)」があたしに、『マレーシアに行けばもっとお金になる』って教えてくれたわ」
しかしmamasanが契約をまとめた後、マレーシアの東部、サンダカンに着いたジョイは、話がまるでちがうことを思い知らされたのです。「最初にドラッグを打たれて、それから毎日20人の客をとらされたわ。拒んだら飯抜きで監禁するぞって脅かされて」
ジョイが家に戻ることができたのは、彼女の祖母がフィリピンの役人を伴って売人のところに何度も訪れ、なんとか娘を返してくださいと跪いたからでした。マレーシアから6週間でアンヘレスに戻されたジョイですが、もちろん1セントももらえませんでした。
そんなことがあり、心はぼろぼろ、生活費にも事欠くようになったジョイは「Renew Foundation(再生基金:2005年にアンヘレスに設立された民間組織、不法入国の根絶とジョイのような売春の犠牲となった女性を援助するのが目的。資金は寄付と国連からの補助金でまかなわれ、女性たちを保護、援助する一方で教育なども施す)」とコンタクトをとり、アンヘレスのセックス産業から遠ざかる決心をしました。

国連の国際労働機関のマニラ支局広報、ミネット・リマンドによれば、フィリピンでは6万人から10万人という子供たちが売春組織に関与しているといいます。
「こうした売春婦のほとんどは農村出身、国外から連れてこられた子供たちもいます。彼女たちは身体的な暴力のほか、心に傷を負ったり、性感染症にかかる危険にもさらされます」
マニラから北に車で2時間ほどの町、アンヘレスはかつてクラーク米空軍基地があり、関連する産業で栄えていました。しかし1991年のピナツボ火山噴火により、基地は撤退。これにより数年間は、町に多くあった売春組織も打撃をうけましたが、政府が基地跡を経済特別区に指定。ホテルやゴルフ場、カジノなどを誘致するようになってから息を吹き返し、観光客を相手にして再び隆盛をとり戻しています。
アンヘレスのイメージは、すすけたイメージ。熱帯雨林や素朴な浜辺といったものはないかわりに、車は渋滞し、居住する人々は窮しています。しかしそこにはセックスがあり、街角でまるでキャンディーか何かを売るようにバイアグラの錠剤が売られ、観光客、おもに壮年の男性がそれに群がります。
セックスしたいと思えば、バーに向かい、スキンピーな衣装で震えながら、安物のヒールの音を響かせているダンサーを呼べば、すぐに叶うでしょう。値段は1,200ペソ(約2,400円)。

「天国だね。女の子は安いし、ビールも安い、ただし滅多に冷えてることはないがね」
ときおりサン・ミゲルの瓶に口をつけながら、ひっきりなしにタバコを吸っているオーストラリア人が、その肥った体をバー・スツールの上で揺らして、吐き捨てるように言いました。
記者が少女たちの境遇を教えると、彼はこう言ったものです。
「知らないね。だって女の子たちだって自由意志はあるんだろ? だったら世の中、持ちつ持たれつじゃないの」
2010.02.23 (Tue)
ガソリンの臭いを嗅ぐのに夢中になった女性が、引火したガソリンで大火傷―海南省

―南海網―
ガソリンの臭いを嗅ぐのに夢中になった女性が、引火したガソリンで大火傷を負うという痛ましいできごとがありました。
大火傷を負ったのは劉小芬という名の20歳の女性で、事故が起きたのは元旦(陰暦)午後5時のことでした。
海南省昌江黎族自治県の鉄鉱団地に住む小芬が火に包まれているのを近所の人が見つけ、これを消し止めましたが小芬は上半身を中心に全身の30%に火傷を負い、病院に担ぎ込まれました。
母親の劉芳(45歳)の話によると、小芬は15歳のときからガソリンの臭いに魅せられ、ときには気が遠くなるまで嗅いでいたといいます。
小芬はこの「奇癖」について、雑誌にガソリンの臭いを嗅いだら幻覚を見たという人のことが書いてあって興味をもった、自分も幻覚を見てみたいと母親に訴えました。心配した母親は、なんとか止めさせようと娘を病院に連れていったこともありますがいっこうに治らず、ここ数年来はひどくなるばかりで、学校をサボってはガソリンを嗅ぎにいったりしたそうです。
本来なら一昨年に大学入試も受ける筈でしたが、勉強には身が入らず、進学を放棄。昨年になると止めなければ毎日でも嗅ぎに行こうとし、母親と言い争う日々が続いていたといいます。
昨年9月には駐めてあった単車からガソリンを盗み出し、警察に通報されたもののやめる気配もなく、しかしながらいったんガソリンの臭いを嗅いでもどると落ち着いたそうです。
母親によれば、いまのところ意識もはっきりしているという小芬ですが、ガソリンがどのようにして引火したのかについてはわからないと言っているそうです。
2010.02.23 (Tue)
大型バスのむき出しの運転席にレインコート姿の男2人―事故車を高速で回送しようとした乗務員に200元の罰金―貴州

―華竜網―
事故を起こし運転席がむき出しになったバスを修理工場まで運ぼうと、ヘルメットにレインコート姿で運転し、高速を走行していた乗務員が捕まり、200元の罰金を科せられました。
フロントガラスのない奇妙なバスが見つかったのは昨日午後3時のこと。
重慶と貴州を結ぶ渝黔高速をパトロール中の高速公路執法人員が、後部を大きく損傷している大型バスを見つけ、路肩に寄って停止するよう命じました。しかしバスはいっこうに速度を緩めようとしません。そこで追い越して前にまわったところ、フロントガラスのないむき出しの運転席に、単車用のヘルメットをかぶり、レインコートを着けた男がハンドルを握っていました。
ようやくパトカーに気づいた男がバスを停め、あらためて執法人員が見たところ、バスはガラスどころかエンジンまでむき出し。乗っていたのは陳と李という男2人で、ともにこのバスの乗務員で、陳は運転手、李はバスの持ち主でした。
バスは69人乗り。2人の供述によると、バスは今年1月に貴州の桐梓で事故を起こし、死傷者こそ出なかったものの車体は大破。現地付近に大型車の修理工場がないため、しばらく駐めてあったそうですが、おりしもバスにとってはいちばんの稼ぎ時の春節。どこに行ってもあふれ返る客を指をくわえて見ているのも癪で、持ち主の李が運転手の陳に頼み、修理工場のある江津まで回送する途中だったといいます。
桐梓から午前10時にバスを発車させた2人でしたが、数キロ走ったところであまりの寒さにガタガタと震え始め、こう思ったそうです。これで百キロも走るのはいくらなんでも無理だと。
そこでバスをいったん路肩に停め、高速の外に出た2人は走ってきた単車を手を振って止め、レインコートとヘルメットを2人分、200元で買い取りました。ついでに昼食もとった2人が、駐めてあったバスを再び発車させたところを執法人員が見つけたというのがことの次第でした。
最初の停止命令にすぐ従わなかった理由は、風の音があまりに大きく、また感覚もほぼ麻痺していたからと2人は答えています。
罰金200元を言いわたされた2人ですが、執法人員のはからいにより、高速を下りて国道を江津まで走らせてもらえることになりました。
2010.02.23 (Tue)
北朝鮮、人口は微増、平均寿命は下がる

―東方早報―
国連人口基金は、北朝鮮の人口が1993年の2120万人から比べて2008年現在で2405万人の微増、また平均寿命は短くなり、69.3歳となったことをあきらかにしました。
これは、国連人口基金と韓国の協力のもと、2008年10月に行われた15年ぶりの国勢調査からわかったもので、それによると北朝鮮の人口は、現在2405万人で1年あたり0.85%の微増、世帯数は590万で一世帯あたり平均で3.9人、65%の家庭が居室を二部屋持ち、住居面積は50平米から70平米の間にあるということです。
また住居の85%に水道がひかれ、58%に水洗式のトイレが備えられています。
平均寿命は1993年と比較して若干下がり、69.3歳。新生児と産婦の死亡率が、新生児1.4%から1.9%、産婦が0.054%から0.077%へと上がっています。
主要な産業は農業、漁業および林業で、次いで製造業。約4万人がコンピュータあるいは光学機器の製造に携わっているということです。
2010.02.22 (Mon)
収監された彼女とセックスしたいがために、毎晩刑務所に侵入、愛を交わしていた男―ドイツ

―国際在線―
収監された彼女とセックスしたいがために、毎晩刑務所に侵入、愛を交わしていた男が逮捕されました。
この男は、ダニエル・エーベルハルトという名の33歳で、ドイツのビーレフェルトにある英軍駐屯地内の刑務所に3メートルのフェンスをよじ登って侵入、スプーンで作った合い鍵を使い、彼女が収監されている房にほぼ1ヶ月にわたって忍び込んでいたということです。
エーベルハルトが忍び込んだ棟は、窃盗犯やドラッグの売人、給付金詐欺といった、比較的罪の軽い女囚がいれられていた場所で、通常はこうした仲間の違法行為は看守には告げないのが不文律となっている女囚たちでも、毎晩熱のこもったうめき声を聞かされてはひと月が限度だったよう。
睡眠不足に陥った女囚らが、看守に訴えたことで事件が発覚しました。
刑務所の副所長を務めるFriedhel Sankerはこう述べます。
「女性たちの何人かは睡眠を妨げられたと感じたようですし、また忍び込んだ男が次は自分たちのところにやってくるのではないかと怖れた女性も何人かいました」
「なんだか知らないけど囁いたり、アレの声をあげたりして、ヘタなポルノを聞いてるような感じ」と語る女囚たちの訴えをうけた刑務所側ではいままで警備の緩かった所内に監視カメラを設置。カメラが捉えた映像をもとに棟内に犬を連れてやって来た看守にダニエルは捕らえられました。捕らえられた時も愛の行為の最中だったといいます。
来月、不法侵入の容疑で裁判にかけられる予定のエーベルハルトですが、ビーレフェルトの検察官によれば、エーベルハルト自身、塀の中となるのは確実。しかしながら、弁護士は「笑い飛ばして済ませる訳にはいきませんかね」と公判前の聴取で述べています。
ドイツのメディアは、この件を報じるにあたってエーベルハルトを「Jailhouse Romeo(刑務所のロミオ)」と呼んでいます。
2010.02.22 (Mon)
ニグロヘッド・マウンテンと名前の付いていた山が、リネームされる―カリフォルニア

―BBC―
米カリフォルニアにある、ニグロヘッド・マウンテン(Negrohead Mountain)と名前の付いていた山が、リネームされることになりました。
この山は、南カリフォルニアのサンタモニカに位置し、高さ619メートル。先週末の土曜日、1869年にこの地で奴隷として働き、以後鍛冶屋となった黒人のジョン・バラードにちなんで、バラード・マウンテンと名付けられました。
この改名式には、バラードの子孫、数十名が出席したといいます。
現バラード・マウンテンは、当初連邦政府が発行した地図には、ニグロヘッド・マウンテンと記されていましたが、60年代には単に「ニグロ」と記されるようになりました。The US Geographical Survey(米の国土地理院)は昨年、郡議会からの申請をうけて改名を承認、今回、正式な改名式がおこなわれたということです。
「(改名したことが)ロサンゼルスにとってどんな意味があるのかはわからないけれど、私にとっては大きな意味があるよ」。85歳になるバラードの曾孫、元消防署長のレジー・バラードはこう述べています。
2010.02.22 (Mon)
身長56センチのネパール人の青年が「世界一背の低い人間」としてギネスブック再申請に

身長わずか56センチのネパール人男性が、ギネスブックに申請するため、父親らとともにヨーロッパへと旅立ちました。
この男性は、以前にもお伝えしたことがありますが、カゲンドラ・タパ・メイガーという名のネパールはバグルンに住む青年で、1992年生まれの17歳。Magarの家族は、彼が14歳のときにいちどギネスブックに申請しましたが、そのときにはまだ年齢も低く、まだ成長する可能性があるということで、掲載を見送られていた経緯があります。今回はそのリベンジといったところ。
現在、ギネスブックに「世界一背の低い人間」として掲載されているのは、中国のピンピンで73センチ。また史上最も小さい人間としてはインドのグル・モハメッドで、身長は57cmでした。
カゲンドラの父親、ルプ・バハドゥール・タパによると、支援者とともにカゲンドラ君の学費や医療費を募るため、カゲンドラ基金という財団を設立し、家族で国をまわりながら資金集めをしているそうで、今回の訪欧では、まずイタリアのテレビ番組に出演するスケジュールが組まれているそうです。
出生時は600gだったというカゲンドラ。母親のマヤはお風呂に入れるときに手の平に乗せて洗ったそうです。
2010.02.21 (Sun)
春節の火災、今年は中国全土で7480件。それでも死亡者数は昨年比で47%減




―人民網―
20日、中国消防在線が発表したところによると、2月12日0時~19日12時までの2010年の春節期間中に発生した火災は、中国全土で7,480件だったことがわかりました。
この火災により死亡したのは35人、負傷者は13人、また被害額は2849万元でした。今年は春節前に、公安部消防局連合警務督察局にて査察団を結成、20の省、自治区、直轄市に対して徹底的な指導をおこなった結果、火災による死亡者数は昨年と比べて47%下回り、大きな被害をもたらす火災も起きなかったということです。
(画像は大連市の路地で「開門砲(商店が春節明けに新年の商売繁盛を祈って打ち鳴らす爆竹)」に使用された爆竹を片付ける作業員)