2007.12.31 (Mon)
「HEAVEN」 2007年回顧(1)

12月です。
今年は「sick surgery」のカテに面部腫瘤が多い年でしたが、そのなかでもインパクトの大きさでは一、二を争うものでした。でもこうして彼のことを知るのは一時。彼にしてみれば40年間の日常なのです。動画のリフレインする音楽が今でも耳から離れません。
「Led Zeppelin」と名付けられたモンスターバイク。その本家Zepの再結成は音楽ファンばかりか一般紙にも大きく取りあげられました。なかで演奏した「Dazed and Confused」では、「永遠の詩」でお馴染みのバイオリンの弓を使ったエフェクト、健在だったようです。あとは意外な「中国人の韓国観」にびっくり?

11月です。
今では普通の女の子に戻ったラクシュミちゃんと「The Tree Man」は、日本ではほとんど報じられませんでしたが、世界的にはトップクラスのニュースでした。
「Madameweb」は、「陳其君」、「世界で最も怖ろしい絵」などと並んで、今年の「HEAVEN」の検索ワードのトップ。うーん、やっぱりグロよりエロのほうが話が早い? ほか「マッドサイエンティストたちが見た夢は?」、訳すのが楽しかった憶えがあります。「貴州省紫雲県水塘鎮格凸村、中洞小学校」、知への興味、それ以前に授業を受けることそのものに歓びがある、小学生のつぶらな瞳。日本にもこういう時代がきっとあった筈。

10月です。
中国の歴史を彩った15人の美女。2007年ミス・ワールドに選ばれた張梓琳さんはさしずめ16人目というところでしょうか。
中国全土で重度の精神病患者は2000万いるそうですが、加害者が精神病だったとはいえ、あまりに惨い仕打ちをされたのは蕾のような少女でした。中国「最難漢字」、もしかしてこれも韓国人が作ったって言うつもり? おっと、コピー商品氾濫のナンバーワンは譲れない。コピーするにしてももう少し名前を何とかして欲しかった「威力棒Vii」は、Vii Fitが出ることを現在心待ちにされています。日本男児よ、とくと目にせよ心せよ⇒ Durex社の2007年度版「世界各国セックス白書」(1)、(2)
2007.12.31 (Mon)
「HEAVEN」 2007年回顧(2)

9月です。
北京オリンピックの開会式当日はみごと
貴州からは31歳の男性がみごとな乳房を披露してくれました。最初に載せた画像は乳首にモザイクがかかっていたのですが、モザイクなしの画像が見つかりましたので差し替えてあります。都市部で流行る新職業、催乳師(乳もみ師)の練習に如何? でも、5秒以上揉んだら「セクハラ」なんですって。

8月です。
台湾からは爆竜大佐ならぬ爆乳中尉。掲載後一週間にわたって「陳其君」の検索からだけでも二万人の方が訪れたという、まさにメガボムでした。おっぱい、蜂に刺されないようにね。比べて横、あまりに影が薄いのは、不倫、一夜の情の渦巻く中国で、今どき珍しいほどの一途な女性。生きたロバのしゃぶしゃぶでも食べて不実な彼なんて忘れっちゃいなさいって。
代わってこちら元気ありすぎなのは、ロシアはロセボのダッチワイフ乗り。でも行き過ぎると、手は妻に包丁で切られ、ネトゲにハマればPKされ、家に帰ろうと電車を待てば、先頭車輌には貼りついたままの轢断死体。

7月です。
泣ーかしちゃった。泣ーかしちゃった。
中国の「いまどき都にはやるもの」、活猫水煮にクレしん、盗ガス、盗鉄筋、そして流行語にまでなった段ボール肉まん、少し前なら人肉包子。おっと忘れちゃいけない今年一番のアクセスとなった「中国の掲示板にみる「黒心(汚染)」食品一覧」。
「sick surgery」のカテでは、象面人はこちらとこちらのお二方。かたや三本足。四本足。膝も腿もなかったのはこちらの赤ちゃん。「オールヌードでスタンドに現れる謎の金髪女性」。ロイターで報じられてから、海外のブログでもあちらこちらで画像は?画像は?の大捜索。ここで見つけなきゃ「HEAVEN」の名がすたるとくれば、二時間あまり血眼に。ふぅ、貼れました。
2007.12.31 (Mon)
「HEAVEN」 2007年回顧(3)

6月です。
「ベッドのなかで大小便をたれ流し、顔をかきむしって死んでいった」という絵を、畏れ多くも599×726の拡大版まで貼りつけてしまった「HEAVEN」。それからというもの、中の人にはこれでもかというほどに不幸が訪れたそうな。いえあのもうホントの話。もともと2007年は何年かに一度という星回りのいい年でしたのに。ぐすん。
自棄になってタバコでも食べてみる? それとも猿の脳みそ? まさか七日も生き埋めにされるほど悪いことはしてないと思うけど、星回りが悪かったとしたら、風俗ぐらいには平気で売られる。媚薬を飲まされ、目の前でオナニーされる。この月は象面人は他にこちらとこちらの都合お三方。こちらとこちらの「大脚病」も、ひとつ報じられればまるで流行り病のように次々と。

5月です。
…ええと。セドンさんは強烈でした。いえあの、出来心さえ起こさなければこうして極東のいちブログにまでそのご尊顔を曝すこともなかったでしょうに。台湾からはペンを使って尿道オナニーしたOL。こちらも出来心さえ起こさなければ、あ、同じ極東の方?
かわってなんとも痛ましい事件、帰宅途中に強姦され、かつ刃物で目を抉られた11歳の少女は、こちらの事件とならび、あまりの惨さに訳しながら息を呑みました。それにしても80歳にしてこの性欲、こんな輩には犬のウンコ入りカレーを食べさせても飽き足りない? インドでは道路に旅客機置き去り大渋滞。ニセモノシマウマ、さんざめく笑い声。私、別にいいんじゃない?派です。

4月です。
「HEAVEN」今年一番の凶悪犯罪。訳しながら目が潤みました。殺し殺されというのではありませんが、他人の赤ちゃんの遺体から、「人肉スープ」をこしらえた女には、さすがに言葉では言い表せない文化のちがいというものを。
シアトルでは、ゴーカートに乗って髪を車軸に絡ませ頭皮を剥がした女性。よく熟したおっぱいは危険物です。取り扱い注意。元カノの顔に硫酸をかけて焼いてもなお、結婚をと願う男がいれば、婚約者がエイズと知った途端、蒸発する彼氏もいて、テレビをつければ、ペニス増大サプリのテロップばかり。

3月です。
河南省では民間主導で長さ21kmもの龍が建設されていたことが判明。ってフツーわかるっしょそんなもん。で、世界に報じられるとみごと龍ならぬトカゲの足を切られました。
疣贅状表皮発育異常症。年後半のこちら、そして「Tree Man」へと続きます。
かわって女の事件簿では、「ねえねえ思い出してあなたが顔を埋めたのはこのおっぱい」と、写メを送った婦人警官に縫合糸で自分のケータイの番号を患者に縫いつけた女医。夫をバラバラにして大鍋で煮る女もいれば、不能の彼氏のペニスは焼く。まさに「怖ろしきもの、汝の名は女なり」。おまけは「凌遅」と足の裏の乳首。

2月です。
ふーん、でもたとえばアンナ・ニコル・スミスのお尻とかみて「あなたには死相がただよっている」って占えたかしらん。相変わらずの強姦バラバラ、麻袋詰め、大量殺人のニュースのなかで、なんとも和んだのは「永遠の抱擁―5000年前のロミオとジュリエット」。
マザコンもここまでいけばそこはもう異次元の蜜月。お正月を過ぎれば次の話題はバレンタイン。バレンタインにはお墓を贈ろう。贈る相手がいなけりゃ、レンタル彼氏にレンタル彼女。死んでからだって遅くはない?
ほかには、おしっこで絵を描く女性。え、モロ? いえいえ、ウォーホルも実践した正真正銘のアートですから。

1月です。
おしっこを我慢して死んだ母親、おしっこを漏らしたばかりに殺された珍々。世の中さまざま。
性犯罪者のミスコンが開かれたとしたら、まちがいなく栄冠を手にするでしょう、美しき女狼パメラ・ロジャース。かわって中国では、乳首を焼かれ、鉄パイプを突っ込まれ、とあいかわらずやりたい放題。強姦されて全裸で衆目の車道に放置プレイがデフォなら、初めから下半身露わに車道に横たわってみたりなんかして。いやーん、骨まで見えちゃう。はらわたまで見えちゃう。
最後は今年一年を象徴するこんな事件。
さてさて大急ぎで回顧してみました。来年はどんなニュースが飛び込んでくるのでしょう。願わくば、皆さまのまわりにだけはこんな事件の数々、起こらないことを願いつつ。
2007.12.31 (Mon)
Stunning Adrienne Manning

HQギャラリーはmysteriousgirlさんより。
2007年もあと今日、大晦日を残すのみですね。
今年はお正月の買い出しに築地に行きました。有明から晴海まで延伸された晴海通りは、市場の移転予定地の「市場前駅」を横目に「2016年オリンピック選手村予定地」と大きく看板の掲げられた広大な空き地を通り、いまや高層マンションの林立する豊洲を抜けて勝ちどきを渡ります。
十年後、オリンピックが開催されるとすれば、銀座から真っ直ぐ伸びたこの晴海通りは、汐留から豊洲に向かう環状2号とともにオリンピック道路となることでしょう。建設が急ピッチで進められている首都高晴海10号線も、召致が決まれば環状線まで延伸されるかもしれません。
そういえば十年前、この地で都市博が開催されようとしていた頃は、まだこうした道路などのインフラはほとんど整備されていませんでした。
当初は英語圏のニュースばかりだった「HEAVEN」も中国のニュースを多く取り扱うようになり、国をあげてオリンピックの準備に取り組んでいる姿をみると、いろいろ問題はあるにせよ、その目標に向かって邁進する姿とパワーにはやっかみも少々といったところが正直な気持ち。いずれにせよ、同じアジア圏の隣人として、来夏は素晴らしいオリンピックとなることを期待したい気持ちです。
そうそう、築地場外ですが、この時期、鮪にしてもたらばにしてもスーパーと比べて2、3割は安いです。値札は目安と思って、こちらから付け値を切り出すのもあり。問題は駐車場ですね。銀座の東劇あたりまでいっぱいですし、監視員がここぞとばかり片っ端からシールを貼りつけていますから路駐はムリ。でも朝9時に着いたとして、歌舞伎座界隈まで行けばいくらか空いているようです。そこからぐるっと築地をひとまわりしながら買いものする時間を含めても一時間前後。路上パーキングに駐めても充分です。
さて前置きが長くなってしまいました。2007年「HEAVEN」の総括です。
相変わらず凄まじいばかりの内容ですが、にも関わらず日々お越しいただいた皆さま、とりあげていただいたブログおよびニュースサイトの管理者さま、今年1年ありがとうございました。
どうぞ皆さま、風邪を召さず、よい年をお迎えくださいませ。 明けて新年は4日頃からの更新の予定です。
2007.12.28 (Fri)
クリスタルアイランド――モスクワ近郊に世界最大のビル建設プラン

―Pravda―
モスクワに近い将来、都市の全景を変えてしまうほどの巨大なビルがお目見えするかもしれません。
このビルは「クリスタルアイランド」と名付けられた、敷地面積2700万平方フィート(約251万平方メートル)の大型複合施設で、外観は画像のように尖った中央部から緩やかに螺旋をきって四方にひろがる円錐状。
総床面積は米国防省の約4倍の広さ。高さは1500フィート(約460メートル)で、住居数が900、ホテルが3000室、学生数が500名規模のインターナショナルスクールが入り、スポーツ施設、シネコンなどはもちろん、駐車場においては16,500台収納といいますから、なにもかもが超弩級。もちろん完成すれば世界最大のビルとなります。初案は10日ほど前にモスクワの都市整備局を通過。最短では6年後に竣工するということです。
設計は、これまでに大英博物館やウェンブリースタジアムの改修、フランスのミヨー橋などを設計したイギリスのノーマン・フォスター卿。
イメージとしては、「X-Seed 4000」と似た外観で、円錐の深部まで太陽光が届くようにフレーミング、ガラス製の建物の斜面には太陽電池、風力タービンが設けられ、ビルの運営にはこれからの時代に合わせたクリーンエネルギーが採り入れられるそうです。
立地は、クレムリンなどがある市中心部から約8キロのナガティノ島(Nagatino Peninsula)。しがしながら、ナガティノ島は以前にもF1のサーキットが建設されるという噂がありながら、立ち消えになった経緯がありますし、現在、日建設計などがマスタープラン策定に参加しているモスクワ市中心部の大型複合施設「メトロポーリア」のプロジェクトが進んでいますから、文字通り、大風呂敷を広げたまま計画倒れに終わりそうな気がしないでもありません。
いちばん下の画像は、大成建設によって1990年に構想された800階建て、4000メートルの「X-Seed 4000」。


2007.12.28 (Fri)
顔面にできた3キロもの巨大な腫瘤を摘出した女性

こちらは顔面にできた3キロもの巨大な腫瘤の摘出手術をうける女性。
河南省西峽県陽城郷に住む趙春芳さん(65歳)は、十年来顔面を覆う巨大な腫瘤に悩まされてきました。その体積としては自らの頭部より大きい腫瘤のために視界は奪われ、呼吸障害に陥った趙さんは、臥したままの生活を余儀なくされてきたのです。
しかしながら、娘や息子たちといっしょに山深く貧しい農村生活を送る趙さん一家は、もちろん治療費のあてはありません。日増しに腫瘤が頭部を圧して膨らむ、この「双頭」じみた怪病を、じっと手をこまねいて診ているほかはありませんでした。
2005年の初め、丹水鎮の病院がおこなった山村部の健康調査で趙さんの病症が初めて医者の目にとまりました。医師らは三度にわたる立会診察の結果、趙さんの腫瘤は「顱(頭蓋)底頷面腫瘤」と診断。切除することに決めますが、問題は治療費。それにずっと寝たきりだった趙さんの体力が、ヘモグロビンの数値が5という虚弱状態だったことも状況を難しいものにしていました。
ところが、同年9月、趙さんの病状を知った丹水鎮衛生院および丹水鎮政府が援助の手を差し伸べ、入院費および手術費用の全額免除を決定。趙さん一家に希望が灯ります。
こうして9月11日、南陽市中心病院の脳外科二区の主任、馬進顕医師らが腫瘤の切除手術を執刀しました。

病院スタッフは手術中の失血に対処するため、迅速な輸血体制を整え、最終的には腫瘤をすべて摘出。馬進顕医師は鼻腔、口腔を開放し、顔面の再建をおこなって8時には手術を終えました。
趙さんの一家は手術成功の報せを聞いて、万感の思いだったのでしょう。いつまでもお互いに手を握ったまま嗚咽を漏らしていたといいます。
しかしながら、術後の整容や放射線治療などにかかる1、2万元というお金は家族にとってはまた新たな負担。いっとき社会の善意に浸った趙さんでしたが、それ以上の負担を家族に強いることはできないと思ったのでしょう。それに山村の衛生院では援助にしても限りがあります。
趙さんは手術を終えた今では自分の身のまわりのことはすべてこなせますが、術後の整容なしの容貌を人目から隠すように、村の人々の前には顔を出しません。薬は飲まず、放射線治療も拒み、ともすればゆっくりと再発する可能性をもった腫瘤に怯え、毎日を過ごしているのかもしれません。
2007.12.28 (Fri)
酔っぱらいに耳を噛みちぎられた料金所収受員

―東方今報―
酒を飲んで料金所にあらわれ、車を勝手に通そうとしていた男が、職員に制止されたため、職員の耳を噛みちぎり、さらには地面に吐き捨てた耳を踏んづけ、故意傷害罪で起訴されました。
事件が起こったのは、まだ夏の暑さも残るうららかな昼下がり、9月6日の午後2時のこと。
河南省開封県にある国道310号線、曲興料金所を一台のトラクターカーゴが通りかかりました。この場に現れたのは現場近くに住む農夫、劉明学(52歳)。全身からぷんぷんと酒の匂いを漂わせた劉は、料金所のバーを押し上げると、運転手に向かって勝手に「通れ通れ」と指示。トラクターは料金を支払わずに料金所を突破しました。
これを見た料金所の職員、王艶江さん(画像)は、料金所ブースから飛びだし、トラクターを制止しようとカーゴの荷台に跳び乗ります。ところが王さんの反射テープが付いたベストの裾をつかんで、後ろから素早く跳び乗ってきたのは劉でした。
トラクターはアクセルを緩めません。荷台でもみ合っているうちに劉が王さんの背後から耳に噛みつき、そのまま食いちぎりました。
耳をちぎられた王さんが大声で叫ぶとトラクターの運転手はその場で車を停め、まだもみ合っている二人をカーゴから引きずり下ろします。ここで口を真っ赤に血で染めている劉は、下りるなり王さんの耳を路面に吐き出しました。あわてて拾おうと腰をかがめる王さん。ところが劉は、王さんの目の前でこの耳をギュッと踏みにじったのです。
劉は駆けつけた警察官にその場で取り押さえられましたが、災難だったのは王さん。病院に搬送されて手当を受けましたが、噛みちぎられた右耳は踏んづけられたために切断面が合わず接合は不可。八級の傷害と認定されました。
劉は昨日、開封県人民検察院から故意傷害罪で起訴されました。
2007.12.28 (Fri)
Hot Blond Playing Piano

HQギャラリーはmysteriousgirlさんより。

―網易論壇―
画像は湖北省黄石市の10階建ての病棟から飛び降り自殺した女性。
医師が女性の背後から思いとどまるよう呼びかけましたが、下に救急車がみえたところで、ためらいもなく飛び降りたということです。
女性は27歳。胡という名で精神疾患を患っていました。