2005.10.30 (Sun)
犬の餌になった赤ん坊
事件があったのはオハイオ州ポーツマス。 オハイオ河岸でひどく傷ついた新生児の遺体が発見されましたが、翌日には早くも赤ん坊の母親が捕まりました。
WCMH-TVのリポーターによると、この赤ん坊の母親は21歳で、自宅での出産後死産だったことにうろたえて、自宅から数マイル離れた河原にわが子を捨てにいったそうです。
事件は911のコールから始まりました。
「どうしました?」
「う、うちの子が外にいたんです。 そしたら犬がなにか変なものくわえてるよって。 で、見てみたら、赤ん坊の、赤ちゃんの手首だったんです」
赤ん坊の遺体が見つかったのは、シオト郡のスティルナーさん宅の庭でした。 係員が現場に急行した時には、野犬がまわりを囲んでいたそうです。 保安官の話によると、赤ん坊は野犬の牙によってかなり荒らされていたといいます。
「検死にかけたんだが、あれはちょっとね、下手すりゃ人種も性別もわからないくらいだよ」。
遺体はモンゴメリー郡の検死官のもとに送られ、そこでようやく死産だったことが認定されたとか。
「でも、死産とわかってよかったんじゃないかな。 とくにあれを見たあとじゃあな」。
多くの物証から、間もなく母親のサラ・ハルコムが捕らえられました。
彼女には、死体遺棄、また死体を酷く扱った罪で重罪が科せられることでしょう。
[ハルコム容疑者は、死産でパニックになった後、いったんは家の中に遺体を隠そうとしたようだ。 でも気が変わって、翌日河原に捨てにいったらしい」。
遺体を自宅の庭で見つけたスティルナー夫人はこう語ります。
「ここにはもういられないわ。 ベランダから庭を眺めると、いまでもあの日のことが鮮明に思い出されるの」。(画像は遺体が見つかった庭)