HEAVEN

―Chicago Tribune―
「軽く見られたから」という理由で、20代の女4人が寄ってたかって男性を刺殺しました。

刺されたのは、シカゴ、サウスサイドに住むモリス・ウィルソン(30歳)で、事件が起こったのは日曜午前2時頃のことでした。
この日、サウスドレクセル通りにある、ティファニー・コックス(25歳)のアパートで他の女3人と酒を飲みながらカードで遊んでいたウィルソンは、うち1人の女が咥えていたタバコを折ったことがきっかけで女たちと揉めました。

「帰んな」と言われて席をたつウィルソン。しかし彼は面白くなかったのか部屋の出がけにビール瓶をドアに叩きつけました。女たちのリーダー格、ミーシャ・ネルソン(25歳)は、供述によるとそのとき「軽く見られた」と思ったといいます。ちょっとヤキを入れてやる必要があるんじゃない？　部屋にいたもう2人の女、カーメリタ・ホール(25歳)、ロスリンド・ボール(23歳)を伴った女4人はウィルソンの後を追いました。

2、3ブロック先でウィルソンに追いついた女4人のうち、ネルソンがまずナイフでウィルソンを刺しました。その後ネルソンからナイフを受けとったホールが数回にわたってウィルソンを刺傷。血まみれになりながら地面に転がったウィルソンの頭などを他の女2人が踏みつけました。
女たちはこの後、コートから金目のものを奪って去り、ウィルソンは携帯で友人に助けを求めましたが、友人や母親が駆けつける前に死亡。警察によると20ヶ所以上の刺し傷があったということです。

第一級殺人および武装強盗(armed robbery)の容疑で捕らえられた女4人は現在保釈金を設定されずに勾留されています。なお、ウィルソンには9歳の子供がおり、女たちも1人を除いて全員子持ちでした。
画像は左から、ティファニー・コックス、カーメリタ・ホール、ミーシャ・ネルソン、ロスリンド・ボール。