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2008.06.02 (Mon)

シャロン・ストーンさんを擁護した中国若手人気作家、韓寒さんのブログが炎上

80601a.jpg中国経済網
あいかわらず、松島かえでオフィシャルブログへのリンクを貼ってある中国の若手人気作家、韓寒さんのブログですが、今度は先日、「地震は報い」などの発言をして物議をかもした米女優シャロン・ストーンさんの擁護ともとれるような書き込みを載せ、ネットではポータルトップに報じられるほどのさわぎになっているようです。

問題となっている書き込みは、1日深夜にアップされた「她在錯誤的時間、錯誤的地點和錯誤的媒体(彼女は誤解のなかにある。その立ち位置はメディアの誤謬によって生じたものだ)」と題されたもの。

このなかで韓寒さんは、自分としては彼女の因果応報という考え方には賛意しないと前置きしたうえで、シャロン・ストーンさんのインタビューを英文で載せ、中文訳とともに彼女の真意は伝わっていないとマスコミを牽制。また、その下に付け加えるかたちで、「人道主義」について、「もしみな(今回の地震にあたって)自分が人道主義者だと思うのなら、いままでアメリカの911、日本の大地震、台湾の大地震、インドネシアの津波などに対して、同じく自らの痛みとできただろうか」と反省を促しています。

ところがこれが投稿されてから、先の「地震黙祷日につまんないからと被災者を小馬鹿にする発言をYoutubeにアップした女性」と同じように、ネットでは「脳残野郎!(白痴!)」との声が圧倒的で、マスコミの論調も同じく韓寒さんを責める側にまわっているようです。

というところで、カンヌ国際映画祭、シャロン・ストーンさんのインタビューはこちら。



Well you know it was very interesting because at first, you know, I am not happy about the ways the Chinese were treating the Tibetans because I don’t think anyone should be unkind to anyone else. And so I have been very concerned about how to think and what to do about that because I don’t like that. And I had been this, you know, concerned about, oh how should we deal with the Olympics because they are not being nice to the Dalai Lama, who is a good of mine. And all these earthquake and stuff happened and I thought: Is that karma, when you are not nice that bad things happen to you? And then I got a letter, from the Tibetan Foundation that they want to go and be helpful. And that made me cry. And they ask me if I would write a quote about that and I said, “I would.” And it was a big lesson to me, that some times you have to learn to put your head down and be of service even to people who are not nice to you. And that’s a big lesson for me...”


大意は、「ああいうふうなやり方で中国がチベットを扱うってことに我慢がならなかったの。なんとかチベットの力になりたいって何度か考えたわ。で、地震が起こったときに私は「カルマ(因果応報)」だと感じたの。他人に対して思いやりってものを忘れたら、悪いこととして返ってきたりしない? でもその後チベット基金の人から手紙を受けとったわ。今回の災害で自分たちもなにか手伝いたいって思ってるって。それを聞いて涙が出たの。ひとはたとえ不当に扱われたとしても、手を差し伸べることがあっていいのよ。また差し伸べるべきよ。私にとってはひとつ、いい勉強になったわ」

これを韓寒さんは、逐語訳で接続詞までこと細かに訳し、「全文を読めば、彼女が誤解をうけていることがわかるだろう」としていますが、まあ、今回ほぼ一ヶ月にわたって連日災害の悲惨な記事一色で塗りつぶされた紙面を見続けてきた大多数の中国人にとっては、「地震はカルマ」といった表現だけが突き刺さったのもある意味、仕方のないことだったのかもしれません。チベット問題と天災を同次元で語ったことが彼女のそもそもの間違いだったのでしょうけれど。

通常は短い書き込みの多い、記事のコメント欄にもめずらしく長文のコメントが多く寄せられていて、中国ネットユーザのこの問題に対する関心の高さがうかがえます。
「おまえの親が災害で死んだとして、アメリカの二流の芸人にそれは報いだといわれて平静でいられるのかよ」と乱暴なコメントもありますが、大勢を占めている意見は、「(インタビューで)カルマといった前後の内容がわかっても印象はさほどかわらない。あらたな見方、あらたな視点の創造というものは作家に課せられた使命なれど、今回の記事には意義というものが見当たらない。なんでも異なった見方をすればいいというものではない。記事は韓寒の勇み足、宣伝だ」というものです。


中国若手人気作家が、自身のブログで「松島かえで」へのリンクをはり、論議に

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