2008.04.06 (Sun)
夕食のホットドッグをつまみ食いされたという理由で、夫を刺した妻
夫婦の事件を二つばかり。
夕食のホットドッグを夫につまみ食いされた女性が、夫をステーキナイフで刺すという事件がありました。
事件があったのは、フロリダ州オレンジ郡に住むヴァン・ブラデルさんの自宅で、この日妻のアルフレーダ(28歳)が夕食にホットドッグを出そうとしたところ、夫のアントンが彼女の手からひったくるようにプレートを奪い、それに腹をたてたアルフレーダがアントンの肩をステーキナイフで刺したというものです。
当局の話では、肩を刺された夫がピストルを持ち出し、アルフレーダの顔に突きつけて「殺してやる」と言ったそうですが、こちらはどうやら未遂。どちらが警察に通報したのかなどこまかいことは不明ですが、警察では夫婦の自宅からピストルおよび凶器として使われたステーキナイフを押収しました。
夫婦はともに加重暴行 (aggravated assault―刑が加重される悪質な暴行)などの容疑で起訴される見通しです。
―canada.com―
夫の不倫に腹を立て、セックスの最中、夫のペニスを斬りつけた女性が、六ヶ月の自宅謹慎および六ヶ月の行動制限を言いわたされました。
この女性は、カナダに住むアビゲイル・ロンドンファイフ(35歳)で、事件が起こったのは昨年8月24日のこと。
浮気相手からの電話を傍受し、夫の不倫を確信したロンドンファイフは、この日、あらかじめベッドの下に2本のキッチンナイフを隠して夫のレナードファイフと営みをはじめます。
It was a trust position―夫の証言からは、ベッドでは諍いがなかったことが窺われますが、セックスの最中にベッドの下からナイフを取りだしたロンドンファイフは、夫の下半身を切りつけ、裂傷を負わせました。
傷はペニスに2.5センチの裂傷、臀部および左大腿部、陰嚢にかけて15センチにおよぶ裂傷、また肩から腕にかけても裂傷を負ったということですから、ほとんどメッタ刺しの状態。
事件は1993年に同じく夫の不倫を疑い、妊娠中絶を強制されるなど虐待を受けて、夫のペニスを切断した米ヴァージニア州のロレーナ・ボビットの事件とも比較されましたが、やはり今回も実質上収監には至らなかったようです。
裁判では、妻の犯行は鬱積した感情の噴出したものとしましたが、シンガル公訴官は「同じ犯行でも夫が妻の生殖器を切り取ったとしたら収監になる」ことを認めています。
Lorena Bobbit―Wikipedia