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2007.10.23 (Tue)

中国「最難漢字」はまさに複雑怪奇(1)

71022a.jpg

中新網
こうなるともう意を伝えるというより、ほとんど嫌がらせの域ですが、ネット上で「最も難しい漢字」の投票がおこなわれ、候補にあげられた漢字が専門家でも判読不能と話題になっています。

「最も難しい漢字」候補の21字を選出したのは、あらゆるジャンルをネットを通じた投票で一番を決めようという「recordcup.com」。現在、最難漢字は下画像の一位、「エクソシズム―悪魔が走る」という意の漢字となっているようです。

また、たとえば現在でも使用されている上画像、右端の字はその由来に関して諸説ありますが、そのひとつは秦の始皇帝が作ったとするもの。
山海珍味を食べ飽きた始皇帝が、陝西省で庶民に好まれる麺をふと口にし、そのあまりの旨さに、この麺を「御用達」の麺とすることを決めたのだそう。そうなると庶民が自分と同じものを食っているのはけしからんというわけで、わざとこの麺の名を平民には書けないよう難しくしたという話です。

候補にあげられた21字について、香港中文大学で中国語言及文学系の講義をおこなう張錦少氏は、このなかで14字しか判読できなかったことを正直に告げると、これらの字はあまりに煩雑で認識出来ず、したがって使用されることもなかったのだと語りました。
張氏によると、中国国内で刊行されている「漢語大字典」で収録字数が約54.000字。そのなかで常用されているものがおよそ4,600から4,900字。うち小、中学生で習うのが、3,000から4,500字ということです。漢字そのものは一説には8万あるといわれていますが、中国人にしても一生のうちにその全ての字と出会うことは不可能。
また、「素服」と記して「質素な服」ではなく喪服をあらわすなど、字の組み合わせで意味を示す用例も多くなり、これも多くの漢字が失われていった理由のひとつとなっているようです。

さてそれではその数々の難字を。

71023a01.jpg  意味は中国語で「駆魔(悪魔が走る―エクソシズム)」
71023a02.jpg  数字の「一」の異体字。
71023a03.jpg 陝西省の麺のひとつ。
71023a04.jpg  田んぼの中の鳥は「飛鼠(リス)」のこと。
71023a05.jpg  欺く、騙すをあらわす「譸」の古字。
71023a06.jpg  「雷」の古字。ざあざあ雨が降ってそこいらじゅうの水たまり。
71023a07.jpg  「河」の古字。
71023a08.jpg  「恋」の古字。恋に悩むほど複雑。口と○、どっちが女?
71023a09.jpg  雲の下に龍。フライングドラゴン。そのまんま。
71023a10.jpg  「口」の異体字。口をあけているところ。

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