2007.01.24 (Wed)
面談中に生徒の母親を殺害、菜刀で遺体をバラバラにした教師
面談中に口論となった生徒の母親を殺害、菜刀で遺体をバラバラにし、便所に捨てた高校教師の公判が、河北省秦皇島市の中級人民法院でひらかれ、教師に故意殺人罪で死刑が宣告されました。
生徒の母親を殺害したのは、秦皇島市撫寧県の高級中学(日本でいう高校)の国文教師、張志恒(33歳)で、犯行は2006年2月10日におこなわれたもの。
朝方、学校から自身の受けもつ生徒、麗さんの勉強のことで相談したいと麗さんの父親に電話連絡をいれた張志恒でしたが、この日、父親は会議があって抜けられず、代わりに母親の王さんと面談することになり、それではと場所と時間を設定、学校に来るよう申しつけたそうです。
母親は自転車に乗って学校に向かい、校門で落ち合った二人は構内図書館の三階、空いていた階段教室にて面談をはじめました。 ところが面談中に母親の王さんがふと見せたのは、娘の携帯。 そこには張志恒からのメールで、とりたてて内容はどうというものではなかったようですが、麗さんを 「老婆(中国では妻の意)」 と呼び、麗さんは張志恒を 「老公(同じく夫の意)」 と呼んでいる、あるまじきものだったそうです。
二人はこの場で激しい口論となり、張志恒はいったん職員室にもどったのか、私物の菜刀を持ち出すと階段教室にもどり、王さんの首と両腕を刎ねて殺害。 その後、頭と胴体部分は男子便所に投げ棄て、手や足などは閲覧室の書架の裏に放り投げました。 凶器となった菜刀も構内の便所に捨てましたが、死体はすぐに見つかり、間もなく張志恒が逮捕されたものです。