HEAVEN

ミュンヘン市内にある183の泉。　その多くの泉に昨日はあちら今日はこちらと現れては、素っ裸になって水浴びしているホームレスの女性がいるそうです。 元記事がユーモアにあふれてますのでそのまま訳しますね。

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ミュンヘンには多くの目的で観光客が訪れます。
建築、芸術、文化、そしてもちろんビール目的の観光客もいるでしょう。　しかしながら、44歳のホームレス女性が全裸で体を洗う姿を見たいがために訪れる観光客はいません。　ビル（彼女の名）が生まれたままの姿で闊歩する姿を、市は苦々しく見守っています。

ドイツに訪れる観光客は、ミュンヘンの魅力に抗うことは無駄だと知るでしょう。　バイエルンの首都、ミュンヘンには常に多くのイベントやアトラクションが催されています。　歴史のおもみを感じさせる佇まいの一方で最先端のライフスタイルがあり、またビールの旨さは格別。
ところがこの年中観光客でにぎわう街のイメージが、決して小さからぬ存在によって大きく損なわれようとしているのです。　問題となっているのは、ミュンヘンの数ある泉で毎日素っ裸になって水浴びするビルというホームレス女性。

ビルは規則正しく泉を訪れると、おもむろに服を脱ぎ、150キロの体を揺るがしながら、ボディソープとシャンプーで頭のてっぺんから爪先まで丁寧に洗い上げるのです。
もちろん、ビルはこれまでに公然わいせつで何度も警告を受けています。　けれどもストリートに住まう彼女が、いつもキレイでいようと体を洗うことについて誰が文句をいえるでしょう。

当局は彼女を、「公共施設に不法侵入し、騒ぎをひきおこしたこと（causing public disturbance as well as breaking and entering）」などの罪でこれまでに21回、罰金刑をいいわたしました。　が、もちろん彼女は払うべきお金をもちません。　ソーシャルワーカーは収容施設への入所を勧めましたが、それにも従う気はないようです。
大衆紙ビルドは、解決策をこう述べました。　「それは…、誰も彼女を見ないことです」

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