2015.08.12 (Wed)
20年間で20人以上を殺害か―「Granny Ripper」ロシアの連続殺人鬼婆

―Daily Mail―
79歳の女性を殺害したとして先月末に逮捕された68歳の女、タマラ・サムソノヴァ。
事件はサンクトペテルブルクのデミトローヴァ通りで首のない死体が見つかり、その後の捜査でCCTVに黒いビニール袋を持ったサムソノヴァの姿が映っていたことから容疑者として身柄を確保され、犯行を供述しました。
ところが家宅捜査で洗面所から日記が見つかり、この日記に少なくとも20年間で11人以上を殺害したことが詳細に記してあったことから、大量殺害事件として世間を震撼させました。その上被害者の数がまだ10人以上いる可能性が出てきました。
今では「グラニーリッパー(切裂き婆)」というニックネームまでついた、元ホテル従業員で現在は年金暮らしをしているサムソノヴァは先週、この11人の殺害に関して先週、法廷で罪を認めました。
黒魔術や占星術の本と一緒に置かれていた日記は、ロシア語、英語、独語で綴られ、罫線のないやや黄ばんだ紙面には「よく眠れない」「コーヒーを飲む」「薬を飲んだ」「食欲がない」といった見出しが並び、犯行についてはたとえば「私は店子のボローディヤを殺した。風呂場でナイフを使って死体をバラバラにし、ビニール袋に入れてそれぞれ町の異なる場所に捨てた」などと記されてあったといいます。この被害者は44歳のノリルスク出身の女性で、サムソノヴァの経営するアパートに入居していました。彼女は2003年9月6日に口論の末、殺害、死体を遺棄したことを認めています。
日記を読んだ関係者は「彼女は人生の中で大切な何かを失くすのが怖いようだった」と感想を述べています。ただ日記には2005年に行方不明となった彼女の夫を含むまだ裏の取れていない被害者が他に10人以上記されているともいわれ、最終的に20人を超える大量殺害に発展する可能性があります。被害者は殺害後バラバラにされ、サムソノヴァは遺体の一部、とりわけ肺を好んで食べたともいわれています。警察は事件の全容が解明されるまで日記の公開を拒否しています。
先週、出廷したサムソノヴァの印象は犯した罪の重大さよりも記者たちが事件をどう報道するかということに関心があるように見えたといいます。
裁判官が弁明を求めた際、彼女はこう言ったそうです。「ここはむっとするわね。外に出てもいい?私は十数年もの間、ここに来る心の準備をしていたわ。すべては故意。私は有罪で罰せられて当然よ」。心証有罪であることを裁判官が告げたとき、彼女は笑って手を叩いたとも伝えられています。
再勾留が決まった後、彼女は記者団に対して投げキスをしました。「彼女はよほどの馬鹿か利口のどっちかだ」関係者は漏らしています。
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こういう人はどうしてこうなるんだろうか
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