2015.08.10 (Mon)
シートで囲いを作る海水浴客―ポーランド

画像はポーランド、ポモージェ県の街、ブワディスワボボ(Władysławowo)のビーチ。ポーランドの北端にあり、臨む海はバルト海です。
人気の海浜リゾート地ですが、ここを訪れる人々の間には変わった習慣があります。カップルやファミリーごとにシートを使って囲いを作るのです。囲いを作る習慣がいつ頃から始まったのかはわかりません。
囲いは花火見物の場所取りのように朝早くから作られるようで、先に作られた囲いを利用して新たな囲いを作る人々もあり、昼過ぎにはこの迷路のような囲いの繋がりをよほど考えて歩かないと波打ち際に到達することも難しくなります。
考えられる理由としてはいちに風よけですが、波も低く、シートが風でばたつけばそれは午睡の邪魔になるというもの。ケーキを切り分けるようにして得た陣地の囲いは、横になってしまえば海さえも望めません。
砂浜は囲いの内も外も綺麗でゴミはありません。ちなみにこのビーチではゴミが多くなることからピザを持ち込んで食べることは禁止されているそうです。









多分 ビーチキーパーが居るんだと思う
自分のエリアを区切ることで領土を宣言してるんだろうけど、これって喧嘩にならないのかな?ニュースになってないだけで結構な領土問題が起こってるような気がする。日本だとテントとかパラソルだからそうそう問題にもならないだろうけど。
もしこれ以上高くするとしたら完全に視界を遮るために人間の背丈ぐらいにしてしまう気がするなあ
そうすると立ち上がった時に周りが見えないし、逆に閉塞感を感じる
立ち上がって移動づるときは周りを見渡せ、広さを感じられる、個人的な欲求と集団の利益の折中がこの高さなのかもね~
そういや昔の日本の床に座る文化だと、衝立なんかもこの位の高さじゃない?
公共の場での飲酒が禁止されている上、ゴミ箱の設置がきちんと行われているので、
目に見えるような大きなゴミは確かに少ないものの、
喫煙に関しては私の知る限り何の制限もないため(7枚目の写真でピントが合っている女性も煙草を咥えていますね)、
タバコの吸殻はそこら中に転がっています。
グダニスク湾の内側にはこのような砂浜がいくつもあるのですが、
国内外各地から多くの人が訪れる、所謂「観光スポット」はヴワディスワヴォヴォを含むヘル半島とソポト(Sopot)程度であり、
地元住民はそれほど混まない「隠れスポット」を知っていて上手に棲み分けが行われているため、
どこもかしこも足の踏み場もないような状況になっているというわけでもないのです。
時間毎の混雑具合が分かる写真が掲載されています
www.amusingplanet.com/2011/09/day-on-beach-by-kacper-kowalski.html
テントだと多分日光浴できないから使わないんだろうね
ありがとうございます。元ネタは FISHKI などのロシアサイトなのですが、それぞれのサイトのコメント欄まで逐一あたっても現地にお住まいの方からのコメントは見当たらず、さてさてどうまとめようかと。
Władysławowo の読みについても正確には [vwadɨswaˈvɔvɔ] ですものね。貴重な情報ありがとうございました。
今週いっぱい、日本ではお盆休みです。蝉時雨に打たれながら思うところもあり。どうぞ同じ夏のもと、お体ご自愛くださいね。
Władysławowo(ブワディスワボボ / ヴワディスワヴォヴォ) の表記については可能な限りカナ音写をしたのみであり、
子音ばかりのポーランド語本来の発音に比べてしまえばまだまだ程遠いものです。
ところで、80年代半ばまで同名の貨客船が同じポモージェにあるグディニャと横浜を行き来しており、
ご主人(翻訳家・工藤幸雄氏)の仕事の関係で60年代後半から70年代前半にかけてポーランドに滞在していた工藤久代さんが、
その貨客船による旅の様子をまとめ上げた『猫の船旅物語』という本があります。
船旅という移動手段など、引退後で時間がたんまりある人や、
移動時間にも意味や価値を見出すことのできる人でなければまず利用を考えないものなのでしょうが、
この貨客船は、ばら積み貨物船という船の種類の性質上、積荷によって寄港地が変わり、
荷物の緊急度によっては何週間も寄港せず、目的地を目指してひたすら走り続けることもあったそうです。
「旅客輸送も行う貨物船」である貨客船という存在自体が稀となり、
地球上のどこへ行くにしても文字通り「一っ飛び」することが唯一の移動手段となりかけている今では、
「違いを味わい楽しむ」という旅の醍醐味の一つが移動の時点で奪われてしまっている感があるので、
便利ではなかったにしろ、そのようなランダムな旅を味わうことのできた時代を、私は非常に羨ましく思います。
さて、ここ2週間は晴天続きで、日本の夏をも彷彿とさせる蒸し暑さに若干まいってしまっている程なのですが、
あと数週間もすればすっかり秋となってしまい、今のような暑さをすぐに恋しく感じるようになるのでしょう。
チキータさんも体調を崩されませんよう、どうぞご自愛下さい。
これはアリなんじゃないかな。イギリスのコンパートメントみたいで。
皆さんが使っている幕もほぼ高さが同じところを見るとこういう商品が当たり前にあるんですかね?
世界一の親日国なんだよなポーランド
クイックスってゲームを思い出した。
ごうつくばりめっ
これなら、何やってもわからないんじゃない?
グレーゾーンですね。
そこは通路だろう・・・と、周りが空気を読んでいるのに読めない奴がいるよね。
一部の外国人やDQNと呼ばれる連中。 道にゴミを捨ててるのも、
一部の、以下同文。
仰向けに寝転がれば、近隣の視線はほぼ遮られて、見えるのは青空だけになる。
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ポータブルのテントの方が良くないかい?
ゴミがないのは素晴らしい。最近日本の海水浴場はゴミだらけ。