2015.05.29 (Fri)
移植顔面に死んだ兄の面影「この顔は…私がずっと一緒だった顔よ」

―Daily Mail―
「ねえ、顔をさわってもいい?」「いいとも」
リベカは信じられないという面持ちでノリスの顔を見つめながら手を伸ばし、そっとノリスの顔に触れました。
「この顔は…私がずっと一緒だった顔よ」
リチャード・ノリス(39)が、誤ってショットガンで自分の顔を吹き飛ばしたのは18年前のことでした。一緒にリビングルームにいた母親は、事故の瞬間を今でもよく覚えています。ノリスは目だけを残し、鼻や頬骨、唇や舌、顎を吹き飛ばし、あたりに肉塊をまき散らしました。
翌年から始められた顔面の再建手術は30回以上におよびました。しかし醜く歪んだその容貌は彼を打ちのめしました。両親は家中の鏡を隠し、ノリスは自殺を考えたことすらあったといいます。
ヴァージニア州の山奥でひっそりと暮らしていた彼に3年前、ひとつの希望が示されました。顔面提供者があらわれたのです。

提供したのはメリーランドに住むアヴェルサーノの家族で、道路を横切ろうとしてミニバンに轢かれたヨシュア(21)の顔面がノリスに移植されることになりました。
メリーランド大学医療センターでの150人の医療チームによる36時間におよぶ手術は成功。ノリスは顔面だけではなく歯や顎や舌までヨシュアから受け取りました。
当時アヴェルサーノの家族は取材を拒否しましたが、今回オーストラリアのTVの「60 Minutes」という番組で、ヨシュアの妹のリベカとノリスとの対面が実現しました。 ヨシュアの母親、グウェンは「私たちは正しいことをした。彼を通じて息子の面影を見ることができる」と述べています。対面は初めてとはいえ、ノリスはこれまでもアヴェルサーノの家族に対しては定期的に健康状態など最新の状況を報告してきたそうです。
ただし手術には成功したものの、持続させることは容易ではありません。ノリスの体は移植された顔面を異物とみなします。拒絶反応を抑制するために副作用の強い免疫抑制剤をこれから一生、飲み続けねばなりません。また酒やタバコ、日焼けをすることも拒絶反応が強くなる可能性があることから禁止されています。手術を執刀したエドゥアルド・ロドリゲス博士は、すべてがうまくいけば、移植顔面は20年から30年はもつだろうと述べています。


Tags : Medical |
漫画のようにはうまくいかないんだ。
ちらっとこの人の声が聞こえるけどそれなりに言葉に聞こえるのは舌や顎が動いているからで、神経つなげたんだな。
しかし散弾銃の誤射か・・・危ないわ。銃は。
今そんな哲学とかどうでもいいんだわ。
ポッカキットみたいなコメ欄だよ。
スタイルのいい妹とこんなハグしたら、好きになっちゃうじゃね?
いっしょにいる女性は娘さん?美女ばっかりだな。
目玉や顔の提供はいいかもなぁと思ってしまうのはなぜなんだろう。
「生死」を左右するものではないからかな。
自分の中での倫理的ハードルが低いのかな。わからん。
人目を忍んで籠って生きてきた人が、前向きに明るく生きられるようになるのはすばらしい。
これから堂々と人前に出て、笑って、恋をして、青春やりなおしてほしいな!
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