HEAVEN

いつまで日本に向かって文句言ってんだい。植民地となったがゆえの悲しみや苦しみ、あの頃の時代には当たり前にあったんだ。それを百年以上たってまだ泣き言をいう。恥ずかしくて死にそうだ。

それなりにでも独立できたのはアメリカが落とした原爆のおかげじゃないか。日本から賠償金はすでにもらった。それなのになぜ、いくらにもならないお金をあれやこれやの名目をつけてもらおうとする？
数十年の間、そんなふうにして泣き言をいい続けて、いくらかでももらえたかい。

1966年から1975年までの間に日本から対日請求権にもとづく賠償金を受けた国は、アジア5か国。フィリピン、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、そして韓国だ。この5か国のうちで、その後も日本のズボンの裾をつかんで、これも賠償しろ、あれも賠償しろと泣いたのは、恥ずかしくも韓国だけだ。

賠償金を受け取った5か国のうち、韓国はそのお金をうまく使った。貧しかった国が世界10位の経済大国に成長した。これは朴正煕の魔術だ。他の4か国はすべて不正腐敗にお金は消えた。
韓国は賠償金の半分を浦項製鉄所の建設に費やした。なにもない砂浜に日本の資本、日本の技術、日本の指導、日本の素材、日本の部品、日本の監理を経て、今日の鉄鋼大国を樹立した。

私たちの側にあったのは、浦項の砂浜と朴泰俊（パク・テジュン）だけだった。しかし朴泰俊でさえも大統領の命を受けるまで炉がどのようなものかを見ようと訪れたことはなかった。その後、韓国は60年以上にわたって、日本の資本、素材、技術の移転を通じて経済成長を成し遂げた。私たちが持っていたのは、朴正煕が養った安くて質がよくかつ従順な熟練労働者だけだった。

日本との辛い過去があり、また日本のことがありがたかった過去もあった。日本が隣国でなければ韓国は今日のような世界経済圏の一角を構えることはできなかった。だからこの程度ならよき隣人としてとらえ、将来を一緒に築いていかなかればならない。

そんなふうに過ごしていて、急に「日本は100年前、そして80年前の先祖が犯した過去について謝罪し、強制徴用者に対して補償せよ、慰安婦に補償しろ、頭を下げてもっと謝れ」というのは、まるで北鮮のごとき性根だ。
普段から気高く生きてきた人間なら、たとえ飢え死にしたとしてこのような汚い真似はしない。朴槿恵大統領はこんな共産党が掲げるような表面的な民意に扇動されて格のない政策を行っている。
乞食根性を捨てて精神革命を成し遂げなければ…。

デンマークは1813年、ナポレオン戦争に巻き込まれ、困窮した。さらに英国と7年戦争を行ってホルスタインなど肥沃な土地をすべて奪われた。残ったのは海より低い湿地と高齢者と婦女子だけだった。壊滅的な状況に国民は消沈した。
しかしこの危機的状況のなかに現れたグルンドヴイ牧師は、国民に精神革命を起こした。数十年かけて植樹をし酪農生産を三倍に向上させた。こうしてデンマークは国土は韓国の二割に過ぎないが、一人当たりの国民所得は私たちの三倍にもなった。

私たちは精神革命が必要だった2010年代に「タダの精神」を吹き込まれ、それが乞食根性を産んだ。リーダーとしての資格がないものが大統領となり、国を台無しにしたことを嘆くばかりだ。いったい父から何を学んだのだ。