HEAVEN

5月10日に行われるポーランドの大統領選挙、その候補者のひとり、マグダレーナ・オゴレク（35: magdalena ogórek - ogórekはキュウリの意）。
学生時代は歴史学、特に中世教会史を専攻。テレビ番組の司会やポーランド中央銀行のメディアコンサルタントを務めた。支持率はまだ10%以下ですが、ひょっとすればひょっとする？



画像は公明党の「ヘイトスピーチ問題対策プロジェクトチーム」に所属する議員が、新大久保にある韓国料理店を訪れ、ヘイトスピーチの実態を調査しているところ。
これを「『朝鮮人の先生はろくでなし』度を超した日本の嫌韓ムード」と題し、いつものように煽った朝鮮日報ですが、コメントにちょっとした変化が。
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/02/07/2015020700134.html　

最も多くの賛同を受けたコメントは「ヤン・ジヘ特派員。日本は鬼の国ではなく人の住むところとし、親近感いっぱいにレポートすることはできませんか」というもの。

求めようとすればいくらでも得られる嫌韓情報。北は敵、反日に加えて最近では、昨年の中韓首脳会談で習主席が「THAAD」の韓国配備を拒んでもらいたい」と公式に要請していたことが明らかにされ、反中の動きも出てきた国内世論。
どちらを向いても恨だらけ敵ばかりで若い世代ではさすがに嫌気がさしてきているのかもしれません。



2日に63歳の誕生日を迎えた朴槿恵大統領。同日、党議員総会で院内代表（日本でいう党幹事長）選挙が行われ、非朴派のユ・スンミン氏が親朴派候補を破るという波乱もあり悩ましいところです。

記者会見は年一回。視察も滅多に行わず青瓦台に引きこもりがちだったことが支持率を下げた大きな原因だといわれたことから、最近では閣議の前に十分間のティータイムを設け、閣僚たちと雑談するという試みを始めました。
ところがこの雑談の中で「ゴルフ活性化法案を作ってくださいな」と発言したことからまた議論を呼びました。これはアジアで初となる「2015プレジデンツカップ」が今年10月に仁川で開催され、国家元首として彼女が大会の名誉議長になることが関係しているようです。「韓国においてゴルフ文化はますます隆盛で…」とか述べたかったのかもしれません。ちなみに彼女自身はゴルフはやったことはないそうです。



その朴槿恵大統領は2012年の大統領選挙公約のなかで「増税なき福祉」を最大の公約として掲げました。地下経済への課税や非課税減免の見直しなどにより、年間27兆ウォン（約2兆9000億円）を捻出、これを任期の5年間続けていけば、135兆ウォン（約14兆5000億円）を調達できるとし、これを財源にあてるとしていました。
しかしそんな埋蔵金などあるはずもなく、また国内経済の悪化から昨年は10兆ウォン（約1兆1000億円）以上もの税収減となり、それでも福祉関係の支出は公約通り行ったものですから財政は危うくなりました。それでも彼女はそれを認めません。

7日、彼女は朴槿恵政権になってから初めて開かれた低出産高齢社会委員会全体会議で「経済を活性化させれば雇用も創出され税収も増やせる」と従来の立場を繰り返し、福祉政策についても無償保育等を固守することを再確認し、「出生率が高まれば高齢化の比率は減るしかない」と述べたと中央日報は伝えました。
こうした彼女が馬鹿にみえるような発言の切り取りも今後は増えてくることでしょう。持ち上げた分落とすのはメディアの常ですし、とりわけ韓国紙は常に何かしら貶め叩くものが必要だからです。（画像はハンギョレ新聞より）



ところで最近、韓国の巨大なサブカルチャー情報Wiki、RigVeda Wiki （ミラーサイトの方が表示が速いです。https://mirror.enha.kr/wiki/FrontPage　ついでにブラウザをChromeにすると瞬時に翻訳されます。）を見つけて驚きました。
ここの日本のアニメに関する情報量というのはすさまじく、たとえば「ドラゴンボール（드래곤볼）」ひとつ検索してみても、各項目の詳細な分析は全部読むのにひと晩かかるほど。

「日本軍慰安婦（일본군 위안부）」などの日本関連（ちなみにここでは、慰安婦問題や徴用工賠償問題は日韓基本条約（한일기본조약）の内容を朴正煕大統領が国民に説明しなかったことによるボタンの掛け違いと掲載されています）、「K-2黒豹（K-2 흑표）」「日本軍の兵器システム（일본군의 무기체계）」などのミリタリー関連、「世界卑下名称（세계인 비하명칭）や「日本語（일본어）」といった韓国人の考える比較文化関連を捜して読み込んでみるのが結構な暇つぶしになっていたりしています。皆さんも面白い項目を見つけましたら是非教えてくださいね。

現在、登録されている27万項目のうち、日本が関連する項目は実に3分の1を占めるという RigVeda Wiki。
愛憎はどちらも執念のごとき彼の国なれば、その熱意をどうにかして取り込むことも考えなくてはいけないのかもしれません。