2013.02.28 (Thu)
顔面の半分を腫瘤で覆われた男性「手術台に横たわる時間は過ぎたんだ」―インド

―The Sun (英)―
顔面の半分を巨大な腫瘤に覆われたのは、インド北部、ハリドワールに住む、ガネーシャ・ブガット・チョウレイジャ(Ganesh Bhagat Chaurasia)65歳です。現在ホームレスの彼は、かつては裕福な農民の子でしたが、その面体から50年前に家族から縁を切られました。
しかしガネーシャは物事の悪い面は見ようとせず、障害があるために、却って人々が、お金をくれたり食べるものをくれたり軒先を貸してくれたりする今の暮らしに感謝しているといいます。
「もちろん親はいろいろと手を尽くしてくれたさ。医者に診せにいって数千ルピーも使った。ムンバイの医者は手術に応じてくれたけど、生き残る確率が10%だって言うんだ。だからやめたよ」。「親は年中、結婚のことを考えてくれていた。でも早くに亡くなってね、結局、結婚はあきらめたよ」。
ガネーシャは裕福な農民の子で、父親はインド北部のビハール州、チャンパラン(Champaran)に30エーカーほどの農地を持っていたといいます。土地はガネーシャが相続する筈でしたが、父親が亡くなった時におじが地元当局の人間を連れて現れ、土地と家の所有を主張しました。当時、ガネーシャはまだ10代だったといいます。
「裁判で戦おうとしたけどいい人を知らなくてね。おじには有力なコネがあったみたいだ。結局はこの顔のため、当局への出入りも禁止されたよ」。こう語るガネーシャは、長年整備士で食べてきました。しかし腫瘤が目を覆うようになってからは働けなくなりました。
「村の人間はみんなわしのことを避けた。そりゃ見たくないのはわかる。だがわしはなんも悪人ではない」。「それどころか幸せな人間だと思うね。自分の持っているものをちゃんと役立ててる。頭はいい方だよ。どんな商売についても、この顔でなければそれなりに成功したと思ってるがね」。
ガネーシャの今の暮らしは、小さな町々をまわり、寺院で眠る毎日。人々が恵んでくれるお金は1日あたり200ルピー(約340円)ですが、生きて行くにはこれで充分だとガネーシャは言います。
「神様がこう作ったんだ。だから気にもしない。わしのことを悪魔と呼ぶやつもいればガネーシャ(ヒンズー神)の生まれ変わりだと言うやつもいる。しかし哀れんでほしくはないんだな。これはわしの人生なんだし、その中で一生懸命生きているんだ」。
ニューデリーのガンガラム卿病院(Sir Ganga Ram Hospital)の形成外科医、クマール医師は、ガネーシャの症状は神経線維腫症で、各科の医師たちでチームを作れば、手術はそう難しくはないだろうとの見解を示しています。
しかしガネーシャはそれを拒みます。「もう手術台に横たわる時間は過ぎたんだ。今までずっとやってきたことをこれからも続けていくだけさ」。




Tags : Medical |
三度目はまた今度。
さて、色んな辛いこと乗り越えて、たくさんの悲しみ全部飲み込んで、良いところだけを見て人生に感謝する。
そして、「許す」という寛容を忘れない。「忘却」を上手に使える。
彼のような人間になりたいものだ。
今夜はこのガネーシャさんに手を合わせてから眠りたい。
右半分の視界がかなり悪いので事故などに巻き込まれませんように。
強引に土地を奪ったおじにはタナトスchanの呪いでもかけときますか。
これは最初に行った医者が悪かったな
そんな高速に増殖するタイプの腫瘍じゃないみたいだし、初期なら比較的簡単な切除手術で除去できるはずなのにボろうとしてたぽい
生き残る確率10%なんてあるわけない話だし
それはおめでとうございます。
三年ほど常連している私でも、1ゲットはなかなかできません。
チキータさんとリアルタイムで同じHEAVENにいるのねーっていうミーハー的喜びを感じますよね。
伝票をめくるだけの作業は。
腱鞘炎にきをつけてくださいね。
それと、次から自分の日記に書いて下さい。
それでなくても確定申告でお大変でしょうに。
今年の初め、あ、自分にもうあがては確実に死というものが巡ってくるんだと
思った時、却って楽になりましてね。それならもう少し楽しんでやろうと。
はーい、ケ・セラ・セラです。
残りの人生を、静かに過ごしたいのではないでしょうか :cry: :cry:
こんな障害を抱えててもこの人はこんなに幸せそう
幸せは自分次第
他の方が仰るように目が綺麗だが、加えて、私はこの人を美男子だと思うんだがな。
達観しているというのか
声も聞いてみたいな、と思いました
煩悩全てを否定することは、生への執着を失うことにつながると思います。
加齢とともに薄れゆく煩悩を、ときには掻きたてながらでも、生涯上手に付き合っていけたらなと。
彼が次の村に移る理由として、たとえば半年前に自分によくしてくれた娘はいまどうしているだろうか、数ルピーを投げていった物乞いの少年を今度は親父風を吹かして叱ってやらねばなるまい、といったことでも構わないと思うんです。
2000日、親御さんのために尽くされて、あと8000日残っています。
インドの前に「豊穣の海」を1冊小脇に、タイにでもご一緒しませんか?
おいら 何度も 1ゲトしてるよ!
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この一言がカッコよすぎる。
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