HEAVEN

―雅虎(Yahoo!中国)―
全国の高速道路の通行料金が無料化されて３日目になる今月２日、青銀高速青島東料金所の収受員、張瑜は結婚式の日を迎えました。夜勤から寮に戻り、同僚たちに手伝ってもらって花嫁姿に着替えた張さんは、再び料金所に戻ると、車列を組んで新婦を迎えに来た新郎の潘金元に誘われて式の行われるホテルへと向かいます。
早朝の青島東料金所は爆竹が打ち鳴らされ、お祭りのムードにあふれました。

今年２７歳になる張瑜が料金所の収受業務に就いたのは２００４年のことでした。業務は３交代制で日曜祝日もなく、ほとんどの時間は料金所で過ごすことになります。張瑜はこの仕事に就いて８年たちますが、うち春節を６度、中秋節の７度を料金所で迎えました。

しかしまじめな性格の張瑜は、業務中、常に微笑みを絶やさず接し、サービス向上訓練には積極的に参加。現在では班長およびサービス向上委員として下を指導する立場になりました。またネットでは「最も美しい料金所の収受員」と名付けられた彼女は、今月、青島市の「十大笑顔」にも推薦されました。

結婚式の日取りを決めたのは１年前のこと。連休中、無料化されてこれほどの混みようになるとは思わず、式を迎えた日、張瑜は休暇を自ら取り消しました。同僚たちがいい意味で「料金所をすみかにしている」と評する彼女は料金所長がまるで自分の娘を嫁がせるかのように準備した現場から旅立ち、１日だけ結婚の喜びを味わいました。明日からは再び業務が始まります。