2012.07.15 (Sun)
Strange Old Medical Tools (20p)
タバコ・スモーク・エネマは、タバコの煙を直腸に吹き込むために用いられました。当時の医者はタバコの煙を燻蒸消毒に使い、またその熱と刺激に呼吸促進作用があると考えていたのです。
オランダなどでは運河に落ちて仮死状態にある患者を蘇生させるために蘭医がよく使用したといいます。

18世紀に行われた外科手術において四肢などを切断するために用いられたナイフです。刃が弧状になっているのは組織や筋肉などをまとめてサーキュラーカットするのに使い勝手がいいため。
19世紀になると、切断面を縫うために皮膚を余らせた方がいいということで、ナイフの刃はまっすぐになりました。

3. Amputation Saw (1600s)
上のナイフを用いた後、骨を切断するのに用いた鋸です。一部の医者は、富の象徴として鋸に飾りを施しました。しかし細工が複雑になればなるほど、細菌の棲み処(すみか)ともなっていきました。

4. Arrow Remover (1500s)
この道具については詳しくは分かっていません。鋏のような柄の先に付いている刃が外を向いていることから、収斂した傷口のまわりの組織を広げるために使われたとも推測されています。

5. Artificial Leech (1800s)
ヒルを使って血流を回復させる処置はポピュラーなものですが、こちらはそれを人工的に作ったものです。回転羽根が傷口を切り開く間、バキュームも同時に行います。

6. Bullet Extractor (1500s)
直訳すると「弾丸取り出し器」。体内で留まっている弾丸を取り出すための道具。先端のねじ部分で弾丸を貫いて取り出します。

7. Cervical Dilator (1800s)
子宮口を広げるための器具、今でいうラミナリア桿。しばしば子宮頚管が裂ける原因となりました。

8. Circumcision Knife (1770s)
割礼は、世界中のさまざまな地域、さまざまな文化のもとでさまざまな理由を付けられ、行われてきましたが、このヨーロピアンナイフよりも怖ろしいイメージをもつナイフは数少ないかも知れません。

9. Ecraseur (1870s)
ポリープ等係蹄用の器具、絞断係蹄。
痔核(じかく)や子宮、卵巣などの腫瘤にチェーンを巻き付け、ラチェットで留め、血行を止めます。

10. Hemorrhoid Forceps (1800s)
同じく痔核(じかく)を挟み、血行を止めて脱落させるための鉗子です。

11. Hernia Tool (1850s)
このユニークな器具は、ヘルニアの治療に用いられました。患部付近から体内に挿入して一週間ほどそのまま据え置き、ヘルニアをシールオフするための搬痕組織(Scar tissue)の形成を助けるために使われたといいます。

12. Hirtz Compass (1915)
体内に留まっている弾丸を取り出すため、弾丸の位置を正確に割り出すためのコンパスです。

13. Hysterotome/Metrotome (1860s-90s)
子宮切開刀です。子宮摘出時、子宮頚管を切断するのに用いられました。

14. Lithotome (1740s-1830s)
切石刀は結石を除去するため、膀胱を切開するのに用いられました。スプリングハンドルを握るとシャフトから刃が現れます。

15. Mouth Gag (1880s-1910s)
ねじ式のマウスギャグです。気道を開いておくために、麻酔をかけた患者の口に押し込まれました。

16. Scarificator (1910s-20s)
放血させるために用いられた器具、スカリフィケータです。スプリング式の刃が皮膚に食い込み、温めると放血が早まります。

17. Skull Saw (1830s-60s)
スカルソウ、その名の通り、頭骨を切断するための鋸です。

18. Tonsil Guillotine (1860s)
扁桃腺を摘出するためのギロチン式の鋏です。刃が2つあるのは両方の扁桃腺を一度に摘出するためです。しかしその不正確さからしばしば遺残組織を口内に留めたこと、常に大量出血の危険性があったことから20世紀初頭には鉗子とメスに取って代わられました。

19. Trephine (1800s)
トレフィンは、頭骨を刳りぬくための円筒形のドリルです。

20. Vaginal Speculum (1600s)
膣鏡、スペキュラです。スペキュラは古くからずっと医師に使われ、そのデザインもほとんど変わりません。しかしこの17世紀のスペキュラは意匠が凝っている分、怖ろしくも見えます。

というか当時はまだ外科手術って床屋が兼任してた頃?
外科(医)って低く見られてたんだよね
大量に血を吐いた気がするがなにせ30年以上前だからな・・・
これらは医療器具なのか拷問器具なのか
どっちだろう 両方?
【まとめ】http://www48.atwiki.jp/tukamarosiga/m/
・木村束麿呂(きむらつかまろ)
・山田晃也(やまだこうや)
・小網健智(こあみたけさと)
☆レイプ未遂もしている
座薬注入器、直腸内にいろんな物を注入して楽しむ道具から開発が進んだみたいですね、食欲不振の方の栄養補給のため「生牡蠣のオイル漬けガーリック風味」などをこの鞴で注入すれがたちまち元気になるでしょう。
脳の手術をするのに、どうやって骨を切っているのか見たことありますか?
心臓の手術をするのに、どうやって胸を開くか見たことがありますか?
プゥ~~~~~ッ
コリャ良いタバコだぁ
何に使うか知らないと、拷問器具にしか見えない><
裸族のひと | 140966 | さんのコメントを拝見しました。
確かに今はどの様にしているか知りません。
もしかすると同様に痛々しい工具なのでしょうか?
いや、ちょっと怖いので事実はあまり知りたくないですねぇ。
病院にかかれなくなっちゃいますから…。
試行錯誤を繰り返し、時には失敗も。
そして現在に至る。
先達の心を大事によりよく進化してほしいものですね。
現在使われているものの方が洗練された印象は受けますが、やはり似たようなものも使っているようです。鉗子やメスといったものから、ノミ、ヤスリ、ハンマーまでありました。ノミ、ヤスリ、ハンマーは、骨を扱う場合に必要らしいですね。
こんな機具を使うのかと、興味深く見させて頂きました。よりよく発展して欲しいものです。
昔は良かれと思ってた事が今は逆になってたり
多分今の医療、道具なども同じで、どんどんいいものに
生まれ変わっていくといいな。
日本は手先が器用なんだし、こういうの造るの向いてるんじゃないのかなぁ
患者に手を触れずに手術を施す事が可能になってきています
試験段階では数十メートルの遠隔操作でも遅延やミスはなかったそうです
このまま古い技術や手法、道具が失われてゆく事は無いとはおもいますが
アキラやマッドマックスみたいな荒廃した世界でないとこういった器具は
いずれ使われなくなるかもしれませんねw
裸族のひと | 140970 さん
仰る通り、とにかく麻酔の技術が進歩した現代に生きる事が出来て良かった。
後は麻酔が使えない、恐怖の胃カメラどうにかならんかなぁ~。
うちの掛り付けの総合病院は麻酔で寝ている間に終わらせる胃カメラに
反対らしく取り入れる予定ナシ・・・しくしく。
カプセルの胃カメラが早く一般化しないかなぁ。
そういえば医療ネタなのに、肉さんのコメが無いな。
知り合いのオッサンも昔、手に腫瘍が出来たときいきなりハサミで
皮膚をチョキチョキ切られて悶絶したらしい。
あまりの激痛に医者に殴りかかろうとしたら
「痛いのは当たり前だろうが!」と逆ギレされたそうだ
事故とかも半端ないだろうな
あー今の日本でよかった
皮膚取り去って模様作る動画しかしか無かったw
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