2012.07.03 (Tue)
プリヤンカのトイレの落成式―インド

―The Sun Daily―
トイレの落成式には多くの人々が訪れた。
隣の家の屋上には立ち見でテープカットを見ようとする野次馬であふれた。造花と風船で飾られた、完成したばかりのトイレは、インドにおける女性の権利拡大の象徴とみなされている。
ウッタル・プラデーシュ州ビシュヌプールの村で、ソーシャルサービスを営むインド最大のNPO団体「Sulabhインターナショナル」は、嫁ぎ先の屋内にトイレがないことを知って逃げ出した花嫁、プリヤンカ・バーティのためにトイレを建てて贈った。
プリヤンカが逃げ出したのは、排泄のたびごとに外でしゃがまなければならない屈辱のためだった。新婚4日目に実家に戻ったプリヤンカに対して両方の家族は説得を試みた。しかし彼女の考えは変わらなかった。
結婚相手は14歳のときに決められていた。嫁いだときは19歳だった。

「不衛生な上に、外に用を足しに行くのを誰かに見られるかもしれない。そんな家にはいられないと思った」と語るプリヤンカは、夫と夫の家族、そして新しい人生に適応していかなければいけないなかで、外で排泄することだけは頑なに拒んだ。花嫁が新婚4日目にトイレがないせいで逃げ出したという話はすぐに村中に広まった。
話を聞きつけた「Sulabhインターナショナル」は彼女を表彰。夫の家に戻るという条件でトイレを建て、そればかりか200,000ルピー、日本円にして30万円もの賞金さえ与えたのだった。
外で排泄する習慣については、インドにおいて、大きな社会問題となっている。そしてそれは女性の権利や健康、衛生といった話題に触れ、新旧世代によるライフスタイルの衝突といった問題にもつながる。
「日中、トイレに行けない女性たちは、夜が明ける前に表で用を足し、その後は日が暮れるまで我慢するんです」
と語るのは「Sulabhインターナショナル」の創設者、Bindeshwar Pathak氏だ。
「それにそのへんを裸足で遊ぶ子供たちにとっても、条虫やバクテリアなどに感染する危険があります。ずっとこうした議論はなされませんでしたが、最近になってようやく議題のひとつにあげられるようになりました」
インドの農村開発大臣ジャイラム・ラメーシュは「女性の60~70パーセントは外で用を足さなければならない、といったこの国こそが恥じなければならない」と述べ、問題解決に向けた更なる資金提供を誓った。
しかしウッタル・プラデーシュ州だけで何百万という公衆トイレの建設計画があったものの、その予算が官僚などの懐に入り、計画が頓挫したといういきさつもある。

2011年の国勢調査で、公衆トイレで用を足す世帯の数はおよそ800万、外で排泄する世帯の数は1億2300万、都合1億3100万もの世帯が自分の家のなかにトイレを設けていないことがわかった。
また家で排泄すると答えたなかで80万世帯がバケツを使うとし、50万世帯が飼葉桶などを使用するとしている。
「トイレはどこ?ってプリヤンカに訊かれたとき、外でやるんだって答えるのはきまりが悪かったよ。でもいまや僕たちにはトイレがある。きちんと掃除をして大切につかっていくつもりさ」プリヤンカの夫は答えた。
(マハラジャ除く)
日本の人口を上回る数の家の中にトイレが無い・・・
考えるに「日本の家庭のどこにもトイレが無い」状態。
とんでもなく、イヤ!嫌!いや!
つまり男性も女性も外で用をたしていたんですよね?
女性の権利拡大・・・?
女性の主張が通った という意味で女性の権利拡大の象徴という事でしょうか?
まあいいや
そりゃあトイレ無いと嫌ですよね。 自分だって排泄中の無防備で無様な姿を人に見られるのはいやです。
というか、「人前で排泄するのは恥ずかしい事」という価値観がありながらなぜそこまでトイレが普及していないのでしょうか?
そこが疑問です。
一度も行きたいと思った事もないけど
恥も大恥だよインド。
女性の人権がないにもほどがある
環境破壊、公害もどうすりゃインド。
垂れ流し止めようね
日本に産まれて良かった トイレばんざい
土地が広すぎて、下水道を設置する費用対効果が低い事と
もともとの収入の低さ、数千年間続く習慣が主な原因だと思います。
インドで鉄道に乗っていると
早朝に朝もやの中から広大な平野に等間隔でしゃがみこむ人々の姿を見かけます。
中には用を足しながら手を振ってくる猛者もいます。
都心ではトイレが完備されているので見ませんが、
田舎の方では、まだまだ野グソの習慣があります。
ちなみに男でも座りションが多いようです。
数年前、インドで近道しようと畑を横断したら
しゃがみこんでいる高校生位の用を足している女の人にはちあわせてしまいました。
周りの草に隠れていたので、かなり間近に遭遇してしまい慌てて逃げてきました。
日本人は特にお腹を壊しやすいので頻繁にトイレに行くのに、
遊びに行った家で「トイレは家に無いよ、その辺で適当にしてきて」
と言われた時の絶望感は半端じゃありません。
どこでするのが一番安全か途方に暮れます。
女性に比べて男性は全然気にしてないようです。
ルンギー(インドの男性が腰に巻きつける民族衣装)や
ピジャーマ(上着が長い)だから
見えにくいと言うのも一つの原因かと思われます。
行かなかったというより行けなかった。
はじめに行った公衆トイレが想像を絶する汚さで
もう、公衆トイレはトラウマ
奴隷以下の扱いを受ける階層もいるし、川に死体は
浮いているし全てがメチャクチャ、
よくガンジス川に沈む太陽がクッキリと輝いている写真があるけど、
アレは大気が排ガスとホコリで汚れていて
それがサングラスの効果になって太陽の輪郭が
よく見えるだけ。そのくらい何もかもが汚れている。
あの中国人が可愛いと思えるくらいの社会。
二度と行きたくない国
底が1m四方、高さ2mくらいのファスナー式出入り口と、上側にネット通風孔のあるテントを設営します。
地面にしっかりとペグを打ち込み、ちょっとの風ぐらい大丈夫。(この辺が、他の人に任せられない大事な点)
そして中にポータブルトイレを置き、青い色をした浄化液を入れます。
その便器のサイドにあるホルダーにトイレットペーパーをセットし、テント内側にあるポケットにウェット
ティッシュを入れて準備完了。
「トイレできたよー! 大きいほうをした人は上に紙をかぶせておいてねー。
出る前にウェットティッシュで手を拭くことー」
すると早速女性陣が次々と利用。
撤収の際は便器内側のバケツ部分に蓋をして、帰りがけの施設のトイレに流して捨てる。
テントは念のためにアルコールスプレーして殺菌消毒。
もう手馴れたものです。
(だいたい、大をするのは女性であることは内緒です)
トイレは大事。
これ汲み取り便所、それとも水洗便所、
あと扉がつかなきゃイミないと思うがそもそもw
寄付で出来たのならおそらく水洗だと思われます。
外国人向けのホテルと一部の金持ちを除き
インド人は基本的に紙を使いません。
大抵は横に水を張った大きなバケツがあり、
右手で取っ手のついた小さなバケツの様な物で
尻の上の方から水を垂らしながら左手で尻を拭きます。
その後左手を洗い流す時、ついでにブツも流れます。
扉は写真写りの為に手前に開けてあるのだと思います。
つまり下水道の整備次第。
水洗も、便器は水洗だが地下槽に貯めておいて汲み取る方式と、
下水道で下水処理場に集める方式とがあります。
私は近隣のトイレ事情(下水道事情)を考えると、汲み取り式だと思います。
幸せな結婚生活が築ければいいですね。
ほんとの理由は別なのに、トイレを理由に逃げ出したんなら、なんて
仕打ち!もう逃げようがないね。
衛生の事だけを考えても、下水を整備した方が将来的に国の負担は減るんじゃないだろーか
広大な土地や、莫大な人口をカバーするのは大変だが、大事な事だと思うんだがなぁ。
いろんなところで肥料ばらまいてるから、野生の動植物にはうれしいのかもしれんけど。。
線路側にうんこしたりって日常だった。
草むらなんて全然かわいい方だよ。
サティが行われているらしいね。
ほんと、女性の人権を認めていないよなぁ
人間と認めていない人間がいるくらいだから
この記事がニュースになるんだね。
詳しい解説有難う(^^)
0(ゼロ)の概念を初めて確立した偉大なインド・・・
されどトイレは未だし
そういえばウチも祖父さんの代は
浄化槽付き水洗トイレだったなw
ダイレクトに下水道に繋げる時は大工事だったよ
あかね色の空、田の水面に煌く夕日
トンボが飛び交い、そのあぜ道を下校する。
途中に、くっせ~~肥溜め。
ウンコモリモリ。
そんな懐かしい、おもひで。
奴らは本物やで
話を聞きつけた「Sulabhインターナショナル」は彼女を表彰。
ここの文つなげて聞くとシュールだなぁ
何はともあれ御結婚おめでとうございます!
日本や中国は、形はどうあれかなり昔から「トイレ」にあたるものはあったし、排せつ物を肥料だの豚のえさだのに利用しけれど、中世ヨーロッパ諸国はトイレなんて存在しない国の方が多く、外でするか「おまる」でして、窓から汚物をその辺に投げ捨てていたといいます。
ベルサイユ宮殿にはトイレがないという話は有名ですよね。
美しく着飾った何百人の貴族が、催したときは庭の隅っこに行って、男性はご想像の通り、女性はふんわり広がったスカートの中でこっそり用を足したそうです。
その悪臭を誤魔化すため香水が発達したとも言います。
どんなに高度な文化を誇る国でも、立派な城に住み高価な宝石を身に着けていても、糞尿に対する意識が低ければそんなものなのでしょう。
今の時代までそういう感覚であった国が、それを「恥じなければならない」という意識に変わってきたというのは、大きな変化でしょうね。
衛生、プライバシー、健康、女性の権利(?)にとってよい影響があるのであれば喜ばしいことなのでしょうけれど、また一つ、国の個性がなくなって、一様な世界になっていくのは寂しい限りです。
男が覗き見して興奮して頭に血昇って何されるかわかったもんじゃねーもんな
うん、同意。
だから、習慣や感覚が変わってきているならスタイルも変えるべき。
日本女性における体毛の考え方も変化してきた。
思春期から脇にはえる「大人毛」も、昔は放置で今はムダ毛と処理をする。
近い未来、おまたにはえる「恥ずかし毛」も、ヨーロッパにならいムダ毛扱いになるかもです。
財布にそっと入れておくと吉とされる習慣があった。
大体1本の相場は1,000円。よく取引されていたのは雀荘である。
彼女がいる男性はただで手に入った。
私も1本入れていた。
昔のはなし。
予算があったにも関わらず、官僚の懐に入ってしまうなんて、信じられない
ほど腐敗していますね。
インドは訪問したことは有りませんが、歴史的な絡みやインド人の知り合い
などの印象から、インド自体には良い印象を持っていたのですが、こうした
記事を読むと微妙な気持ちになりますねぇ。 ^^
そういえば、高校時代、受験のお守りに彼女に一本もらったと自慢していたクラスメイトがいました。
翌年は浪人していましたが。
なお、卒業してすぐに別れたようです。
>Rust | 139950 さん
私もインドは死ぬ前に絶対に行きたい国ナンバーワンなんですが、こういう話を聞くと、逆に魅力を感じます。
日本では考えられないような文化に触れることが大好きです。
世界中どこに行っても、同じような文化、同じような設備、同じような生活習慣。快適なトイレ。
それこそが、ぐろーばるすたんだーどってやつで、世界は一つという理想への進化なんでしょうけれど、私は悲しい。
昔イスラム圏の国に行ったとき、レストランや宿でインド式のいわゆる「不浄の左手」を使うトイレを体験しました。
どのトイレにもしゃがむとちょうど目の位置、床から30センチくらいのところに蛇口があって、傍に手桶や水差しが置いてある。
ポケットティッシュも持っていましたが、ぼっとん式のトイレの穴を覗くと紙らしきものは入っていなくて、紙を落とすのは忍びない。
最初は抵抗ありましたが、郷に入ってはなんとやら、思い切って不浄の左手使ってみました。
そうしたら、思った以上に快適!すっかり病み付きです。
日本に帰ってから少しの間だけ、トイレットペーパーを使うことに抵抗があったくらいです。
この村に行ったら、私も野グソしなきゃならんのかなー。
それも興味深いです。
私にこんな仕事しかなんだよー!と喚いていたけど、今でもそんなんだろうな。
住宅地でトイレありませんって公衆衛生面でも問題だよねぇ
すべてが近代的にならなくていいけど
せめて衛生的に
つか借りないわけがないよな。こんな事情なら。
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