2005.11.30 (Wed)
ピーナッツ味のキスで死んだ女性
死亡したのは、秋深まるケベック市から150マイル北、サゲネーの街に住むクリスティーナ・ディフォルジュさん(15歳)。落ち葉舞うカナダの秋にボーイフレンドと交わすキス。 甘くとろけるようなこの味は…うん? もしかしてピーナッツ!
呼吸困難をおこして担ぎ込まれた病院で調べたところ、彼女は大のピーナツアレルギーで、ボーイフレンドがキスの前にピーナッツバターを塗ったスナックを食べていたことが判明。
アナフィラキシー・ショック(劇症型のアレルギー反応)を緩和させるためにアドレナリン注射などさまざまな手だてが講じられましたが、その甲斐なく死亡してしまったそう。
ピーナッツアレルギーというのは、ここ十年で広がってきたアレルギーらしく、症状は顔や喉の腫れ、発疹、また稀にはディフォルジュさんのような呼吸困難や痙攣など激しい全身性の反応を起こして死に至ることもあるというコワ~い病症なのだそうです。
アメリカではすでに150万人の患者がいるようで、毎年このピーナッツアレルギーで50~100人が亡くなっているとか。 また赤ちゃんにこのアレルギーがあった場合にはピーナッツオイルを含んだベビーオイルで命を落とすこともあるそう。 怖いですね。 他のアレルギーと同じく理由はまだはっきりわかってないそうです。