2011.08.26 (Fri)
精神病を患い、23年間鎖でつながれてきた男―重慶

―雅虎(中国Yahoo!)、新華網―
なかば壊れかかったれんがの小屋の柱に鎖でつながれている男がいます。鎖は鉄製、長さは約2メートル。つながれている裸の男は唐祖華、40歳です。
重慶市合川区大石鎮。精神病を患う唐祖華がこうしてつながれるようになってから23年の月日がたちます。すでに足も萎え、歩くことはできません。
唐祖華の面倒をみているのは、今年で74歳の母、肖安容です。母子2人はわずか200数元の低保(生活保護)をうけてなんとか生活を維持させています。
肖が記者に涙ながらに語るには、唐祖華の小さい頃はとても活発で愛らしく、勉強もよくできる子だったそうです。9歳のときに父親を病気で亡くしてからはますます勉強に打ち込むようになり、順調に初級中学に進学しました。ところが彼に何があったのか、卒業を2週間後に控えたときに突然、勉強などしたくないと言い出しました。肖がどんなに説得を試みても唐祖華は頑なに受け入れず、中学は中退。そればかりかみさかいなく他人を殴り、肖に対しても手を上げ、あげく家に火まで放つようになったのです。
すんでのところで火を消し止め、家を失うのをまぬがれた肖は、それからいっときも唐祖華から目を離せず、心労の末に息子を鎖でつなぐことに決めました。
毎日2回は臭気のこもった部屋を掃除をし、夏はまだいいとして冬は掛け布団をはねのけていないか何度も見まわり、布団の中で小便を漏らしていればすぐに服を着替えさせ、真夜中になってようやく自分も眠るのです。
23年間、ずっとこれの繰り返しでした。しかし今年で74歳、骨と皮ばかりにやせこけて腰も曲がった肖は、まだようやく人生の半ばに達したばかりの息子の将来を心配します。
大石鎮の街道弁事所(区域住人による自治組織)では2007年、2010年と唐祖華を精神病院で診せ、母子の暮らし向きを考慮し、福利厚生費を毎年給付しています。その他、治療費や唐祖華の生活費なども病気が回復するまで配慮するとしています。




それを鎖でつなぐ事にしちゃったって話じゃないのかな...
説得じゃなくてひどくなる前に何があったのか彼の話を聞く努力をしたのかな...?とか思ってしまう。
それまで普通だったのにそんなに急におかしくなる事ってあるのかな。
来ても脱いじゃうのか引きちぎっちゃうのか。
>それまで普通だったのにそんなに急におかしくなる事ってあるのかな。
ある。
でもこのおっさんがどうかは知らん。
写真集 「忘れられた人々 中国精神病人的生存状況」
ってのがすごい
写真を見る限り穏やかに見える彼、人格と云うものの儚さを感じる。
>. さん 118268
突然正気に戻る事もあるのかな?
希望は?
日にも焼けず、労働も一切しない、深窓の令嬢のお肌にも匹敵するかも。
足にも、筋肉がまったくないように細くて、歩けないというのも嘘じゃなさそう。
でも、知的な障がいは全くなくても、精神をわずらっただけでこんなになってしまうものなのかな。
自分の要求を言葉に表すことは出来るのかな。
会話は成り立つのかな。
タナトスさんがよくおっしゃる、「精神障害などで人に危害を加える恐れのある人間は、その人を愛して大切に思っている人間が責任をもって監督すべし」というのは、完全看護が保証された施設に入れることのできない人間にとっては、結局はこういう方法しかないということになるんだろうな、と思う。
では、その保護者が死ぬ時にはどうするのか。
やはり、道連れ以外に方法はない、のかな。
当事者にしかわからない苦しみだろう。
精神病なら、ちゃんと医者にかかれば治る可能性もあるのかな。
なにか希望が見つかるといいな。
賢かった子がどうしてそんな状態になったんだろう。
死なない程度に脳腫瘍ができてるとか?
勉強やだ、ってダダこねたときに折檻されて脳に障害が出たとか?
・体は真っ白
・洋服を着ていたかのようなコントラスト
歩けないとすると、常に地面と接触しているお尻が心配。
>118299さん
>洋服を着ていたかのようなコントラスト
うん、そう思ったんですが服着て日焼けしたとしたら、手首・手や足にも残りそうだけど、何故だか形跡が無いでしょ?
首筋から上は撮影環境上偶然掛った何かの影で、実際は日焼け跡じゃないかも。
医者に見せてるのに改善がまるで無かったぽいのも、完全な内因性、真性で薬物投与などの理学的な治療が通用しないためと思われ。
別に突然おかしくなったわけではなくって兆候を周囲が読み取れなかっただけと思う。
ごく初期には、自身の妄想と関わりのない事象についてはまったく普通の言動を示してる場合が多いのよ。進行するにつれて複雑怪奇に妄想が思考を浸食していき、日常生活の言動に異常が現れはじめるの。
異常が現れた段階で、精神科医に診せて入院加療すれば良くなった、あるいは症状の進行が遅れた可能性が高い。
初期の人は、入院して普段の生活環境から隔離するだけで症状が緩和する場合も多いです。また、その段階で医師が丁寧に問診していけば、病因が心のどこにあるのか少なくとも治療の糸口は見つけられたんでしょうけどね・・・。
初期であればまだしも、末期の現状では既に他者とのコミニケーションが失われているため、精神科医でも治療は難しいです。
また、突然治るということは100%ないですね。
結局、体のほうの病気と同じで中国農村戸籍の人々は
社会保障の蚊帳の外に置かれているため、簡単に治療できる初期症状の段階で医師にかかれず、とりかえしのつかないところまで進行させてしまうってことですね。
たくさん居るんじゃないの
ありがとね。
ホント将来を考えるとどうすればいいかと悩むこと多いです。
ただ今回は少しばかり違う気もしているんです。
これまでのケースは生まれつき病気により、
脳の発達が遅れてしまう場合がほとんど。
今回のケースは想像ですが、
何らかの理由で・・・例えば・・・・
片親では金銭的に進学はできないとか
猛勉強の結果がよくなかったとか
そんな理由で心の支えが破壊されて暴れた。
自分で出口が見つからず、暴れることしかできなかった。
母親は出口の見つからない道に息子を送り返した。
自分を理解してくれない息子はさらに暴れる、火をつける。
だから母親は鎖で縛りつける。
そして月日が流れた。
この子
母親が死んだらまともになるかもしれない。
俺がこんな苦労したのは親のせいだと
恨みつらみを言うかもしれない。
でも恨みながらでも一人なら生きていけそうな気がする。
複雑な心境だがそれでも見捨てないっていう点はすごいと思う
本当はだんだん進行してったんだとは思うが。
家庭も裕福だし明るい子だったけど、人格なんて脳の働き一つでどうとでもなっちまうんだなと改めて思ったわ。
腐っても家族といったところか。
髪にはさみを入れる画像に見入ってしまった俺
なぜか切ない。。
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