2011.06.20 (Mon)
貯水池に向かって排尿した男のために、800万ガロンの水を放流―オレゴン州

―Telegraph、国際在線―
貯水池に向かって排尿した男のために、800万ガロンの水が放流されようとしています。
さわぎが起こったのは米オレゴン州ポートランドの貯水池で、男がこの貯水池に向かって小便をしている姿が防犯カメラにとらえられたことから、ポートランドの水道局がこれを重視。貯水池の水をいったん空にするという決定を下しました。

小便を放ったのはヨシュア・シーターという名の21歳の男で、この日は酒に酔っていたと供述していますが、犯罪の嫌疑は受けていません。ただ後に罰金をとられる可能性はあるということです。
水道局のアドミニストレータ、デイビッド・シャフはこう述べています。
「私は決して過剰反応だとは思わない。多くの市民はこう言ってるんだと思う『私は今朝、その水でオレンジジュースを作ったわ』と。あんたはおしっこを飲みたいか」。
もちろん専門家は、貯水池から供給を受けた水を飲んでも害はなく、膀胱にたまったたかだか6オンスから8オンスの尿は800万ガロンの水に薄まり、問題はないと述べていますが、水道局でこれを聞き入れないため、市民はこの件で36,000ドル(約290万円)もの税金を払わなければならなくなりそうです。
シーターは小便を貯水池に放ったことを謝罪しました。そして彼はこう述べています。
「馬鹿なことをしたよ。上水だってことを知らなくってさ、下水のプラントだって思ってたんだ。お金を払ってもいいけど、残念ながら今、職についてないんだ」
ポートランド署のピート・シンプソンは「不運なできごとだよ。彼が茂みを選んでたら、さわぎも起きなかっただろうに」と述べています。