HEAVEN

―Mail Online―
19歳の殺人犯と独房内でセックスしていた女の看守が、官庁においての職権を濫用した不正行為の罪で１年の刑を言いわたされました。

この女は、ロンドンのフェルサム少年刑務所（Feltham Young Offenders Institution）に看守として務めるエマ・ベアード（31）で、既婚、４児の母。

訴えによるとベアードは、今年９月に殺人罪で終身刑を言いわたされて収監された19歳の少年、ダニー・マクリーンに近づき、セクシャルな写真を与え、ラブレターまで綴った後に、彼の独房のなかで２回、性行為に及んだということです。

「提出された証拠ならびに検察側の申し立てを検討し、被告が自らすすんで少年に写真を提供し、そればかりかわいせつな行為にすすんで身を委ねたという結論に達しました。くわえてこのことはあなたを含め、施設職員の安全にもゆゆしき事態をもたらしました」アイルワース刑事裁判所のオリバー裁判官はこう述べ、ベアードに対し12カ月の有罪判決を言いわたしました。

弁護側は、ベアードが友人の死により落ち込んでいたことを酌量すべきとして訴えていましたが、裁判官は少年の房に配されたもう１人の少年犯をベアードが理由をつけてほかの房に移動させたことなどにふれ、彼女が職責を果たしていないと述べました。

ダニー・マクリーンは2008年７月、サウスロンドンのソーントン・ヒースで、16歳の少年をナイフで刺殺した罪により逮捕され、今年９月に終身刑を言いわたされていました。
彼自身が頭を務めるギャンググループの象徴、オレンジのバンダナを被ったマクリーンは、犯行時、16歳の少年を単独で呼びつける手段として、女友達をつかった「ハニートラップ」を仕掛けたとされています。罠にかかった少年はその後、メンバーの暴行をうけ、最後にはマクリーンがナイフを肝臓にめり込ませ、刃を回転させてえぐるという残虐なものでした。

ベアードが逮捕されたのは昨年12月。フェルサムにある自宅で、夫パトリックと４人の子供の前で署に連行されたということです。