HEAVEN

出品した動機として、将来は医学部に進みたいという目的のほかに、母親がスイスフランで多額の借金をし、それがハンガリーの金融危機で返済額が３倍にも膨れあがってしまい、今ある家をも売らなければならなくなったため、これまでに付き合った男性はいない、と彼女は説明していました。

しかし立ち上げたブログの反響は大きく、入札の他にもさまざまなメールが届くようになったことから、これ以上隠し立てはできないと思った彼女は、母親に入札について打ち明けたといいます。
母親は当然のごとく反対。また「処女オークション」が国内のメディアに取り上げられると、「殉教者」あるいは「売春婦」などと呼ばれるようになったといいます。

入札額の半分は税金でもっていかれ、それでも負債を払い終えるには充分な金額、と先週は語っていた彼女ですが、契約を取り消したのは、落札したイギリス人男性が彼女との結婚を望んだため、とメディアに対し、述べました。

「あたしは間違っていることをしたとは思わない。たった一晩だけ、とある男性があたしの家族を救うために巨額のお金を払ってくれるなんて、すごくロマンチックなことのようにも思っていたわ。そう、彼は『救世主』になるはずだったのよ。
でも、イギリス人の男性とは交渉を絶ったわ。彼が先走りすぎたの。あたしは家族のためにやっただけで夫は求めていないの。それにあたしはまだ、未来を夢見るひとりの女の子だもん」

しかしながら、母親と１歳８ヶ月の弟との３人暮らしだと語る彼女、今後どのように負債にあたるのかは不明です。