HEAVEN

―The Sun―
酔ってタクシーのなかで男友達とケンカ、3インチ（約7.6センチ）のヒールで男友達の顔面を蹴飛ばし、眼窩を突き刺した女の初公判がひらかれました。

事件が起こったのは２月７日のこと。
被告のステイシー・ハーグリーヴズ（33）は、男友達のギャビン・テイラー（28）とともに、もう一組のカップルと待ち合わせて、電車でマンチェスターのステイリブリッジからハッダーズフィールドに向かいました。
ここで数時間、飲んでいた４人ですが、女性１人が逮捕され（ミラー紙によるとタクシーの運転手と口論となり、public order offence（秩序びん乱罪）で逮捕された）、ハーグリーヴズとテイラー、そして友人男性の３人は帰途につくため、タクシーをつかまえ、助手席にはテイラーがまわったといいます。

ところが乗車して間もなくハーグリーヴズとテイラーが車内で口論をはじめ、ハーグリーヴズがテイラーを蹴りましたが、そのときに履いていたヒールの踵がテイラーの顔面を直撃し、眼窩を突き破って脳にまで達したというのです。

「乗車してすぐに口論をはじめました。殴り合いみたいないざこざがあって、シートの間から足が伸びてきたんです。すごい速さでした」タクシーの乗務員、モハメッド・アキバはこう証言します。
テイラーが「my eye, my eye」と叫びながら口から血を吐いたため、アキバは車をUターンさせ、最寄りの警察署に横付けにし、ホーンを鳴らして署員を呼びました。

テイラーは脳の血管を破裂させるという重傷でしたが、奇跡的に視力を少し損なっただけで回復。
ハーグリーヴスですが、事件当時、 WKD（ウォッカベースの甘いアルコールドリンク）を９本、サンブーカを18ショット飲んでおり、「蹴ったことは覚えていない。ふだん、スティレットなんて馬鹿げたものを履くことはないし」と述べて、テイラーに対し、「causing grievous bodily harm with intent（故意に相手に対し重大な身体的障害を引き起こした）」容疑を全面的に否定しています。

ハーグリーヴスの友人からは、以前彼女がテイラーの顔を叩いているのを見たといった目撃証言も出ています。
裁判は続きます。