HEAVEN

―Mail Online―
以前にもお伝えしましたが、「腹が減ったから」という理由で16歳の少女を殺害、その肉を食べた男2人の裁判で、陪審員が証拠として提出された写真を検証するうちに気分を悪くしたため、いったん審議を停止、裁判が延期されているということです。

事件は2009年1月19日に起こったもので、花屋の店員ユーリ（Yuri Mozhnov）と、市場の肉屋に勤めるマキシム（Maxim Golovatskhikh－ともに20歳）の2人が、知り合いの16歳の少女、カリーナ（Karina Barduchian）を部屋に連れ込んだ後に風呂場で殺害、その肉をじゃがいもなどといっしょに食べたというものです。

審議が停止される前に、証人として出廷したのは、マキシムの彼女で同居もしていたエカテリーナ（Ekaterina Zinovyeva）でした。
彼女の証言によると、被害者のカリーナは殺される前の晩にマキシムの部屋に泊まったといいます。「マキシムとカリーナがいっしょにバスルームに向かって、私はベッドに向かいました。その後、ウトウトしているうちにバスルームからバシャバシャ水のはねる音が聞こえましたが、最初のうちはあまり気になりませんでした。でも、しばらくして見にいこうとはしたんです。バスルームに向かうと、途中にユーリがいて遮られました」
「マキシムとユーリは以前からカリーナを殺っちゃうかもしれないって、よく話していました。でも、私はもちろん本気にはしていませんでした。事件の次の日、仕事から帰ると、2人は肉とポテトを出してくれました」

エカテリーナはもちろんカリーナの部位だとは夢にも思わず、それを食べたということです。
検察側によると、2人は他にもカリーナの部位を調理して食べたほか、残りはゴミ袋に入れて出した、殺害動機としては「何か食べたくてたまらなかった。空腹で酔っていた」と供述しているそうです。

マキシムは、サンクトペテルブルグでは少し名の知れたゴス系のバンドのリードシンガーで、彼に夢中だったカリーナは、母親から会うことを止められていたといいます。
「あの子が亡くなったことで、私たちの人生はめちゃくちゃになりました。それもこんな恐ろしい殺され方で…」

裁判は今週にでも再開される見通しです。（下画像、左がマキシム、右がユーリ）

「腹が減ったから」―16歳の少女が殺害され、2人の男に内臓を食われる―ロシア