HEAVEN

―蘋果日報―
生活の相談にのっていた14歳の生徒と深い仲になり、およそ2年にわたって関係を続けていた台湾の中学の女教師が、懲役3ヶ月、執行猶予2年の判決をいいわたされました。

この女教師は名前などくわしいことはあきらかにされていませんが、桃園県の国民中学校で生物を教える49歳の女教師で、ダンス部の顧問。被害者の男子学生は当時14歳で、やはりダンス部に所属していたといいます。

ことの起こりは今から3年前、2007年4月にさかのぼります。
父親が怪我で入院したことから生活にも窮するようになった男子学生は、学校に休学を願い出ました。これを知った女教師は熱心に相談にのります。学費を納めるのを手伝った女教師は、男子学生にご飯を食べさせ、急場しのぎとしてお金を貸したこともあったそうです。
そうこうするうちに、女教師の部屋で2人の間に関係が発生。深い仲になると2人はお互いを「老公、老婆(旦那、嫁)」と称して憚らなかったといいます。

やがて学内でも2人の「師生恋」は学生たちの間でひろく知れわたるようになりましたが、男子学生の父親がそのことを知ったのは昨年になってからのことでした。
学生の携帯から2人の親密な関係を知った父親はすぐに警察に訴え、連絡のいった教育局では女教師を解任。女教師は、妨害性自主罪の容疑で昨年11月に起訴されていました。

昨日おこなわれた裁判では、最大では懲役7年の罪となるところを、女教師の行為に脅迫や強暴さなどが認められなかったことおよび逮捕されてから深く反省し、学生の父親とも和解したことから情状が酌まれ、懲役3ヶ月、執行猶予2年がいいわたされました。