HEAVEN

さて、HEAVEN4周年特別企画、

参加いただきました皆さん、ホントにお疲れさまでした。そしてありがとうございました。あなたのチャレンジ精神に敬意を表します。
今年も順位をつけるのはやめ、昨年と同じくシンクロ風にまとめてみましょう。


最初はアーティスティック・ インプレッションはこちらのお二方。
まずは左、ハンドルネーム「しぐま」さんの作品ですが、わたしとしては今回の最優秀作品として推したいと思います。筋や腱の躍動美をあらわすために思い切りよくアクリル絵の具を刷毛で流し、それでいて陰影など細かな部分も質感などにこだわられた本格的な作品でした。

右は「からす」さんの作品。米欄にもありましたが、一種「美学」をお持ちでないとこの図柄は描けません。もしかしたら無意識で撮られたのかもしれませんが、計算され尽くした構図とその完成度の高さに、最初画像を拝見したとき、思わずハッと息を呑んだことを白状します。


次にテクニカル・メリットはこちらのお二方。
左、ハンドルネーム「olman」さんの作品は、落ちにくい蛍光塗料を使用されてまでの熱の入れようは、まさにHEAVEN同様マニアック。手先から異化していくというストーリー性をもったペインティングで、その発想の豊かさに舌をまきました。

右は凛さんの3-Dハムスター。3-D、難しいと思います。パースをきちんととったとしても路上とちがって掌にはかなりの起伏。昨年の衝撃による期待からか、今年は寄せられたコメントもいささか辛口のものが多かったようですが、わたしとしては3-Dアートに初めて挑戦されて、ペインティングの新たな可能性を示した今回の作品に敬意を表します。


ラブリー・インプレッションはこちらのお三方です。
上段左、ハンドルネーム田中さんの作品は可愛らしい足にリアリティのある瞳のアンバランスさに思わず微笑んでしまいました。米によると夏の合宿で染色をされ、裸足で作業されたことで足先が青く染まってしまったとのこと。いいなあ。なんかいいなあ。なんとも爽やかで、わたしにとっては、今年の口火を切ってくださったことが何にも増してうれしかった作品でした。

上段右はnazcaさんの作品「猿」です。大胆な色使いと遊び心。ボディペインティングというのは本来こうした遊び心から生じ、いまでは毎年、世界大会も開かれるほどの「文化」となりました。その「遊び心」いっぱいに「顔拓」までとられたnazcaさんには拍手を惜しみません。
そういえば、先のエントリー「Miss Universe 2009」は2chでも、それを取り上げた痛いニュースさんでも参加者がまとった衣装に批判の米が大多数でしたが、まずはお祭り、そして遊び心、そういったものが文化をつくっていくのかもしれないとわたしは感じました。

下段はボディペインティングの米にして初の100超え。賛否両論だった睦月さんの作品です。ただし作品ではなく睦月さんご本人に対し、目にあまるほどの悪意が感じられた米は削除させていただきました。
この作品に関してはわたしの米など野暮というもの。ほかにも芸術性云々、男女差別云々（こちらは運営に対するご批判でしたので、失礼ながら削除させていただきました)という米までいただきましたが、「ボディペインティングなのですから、被写体の性別にかかわらず、セクシーであった方がいいに決まってます」と断言してしまいましょう。それに、なんてったってここは「HEAVEN」なのですから。

今回は昨年にくらべて応募数が少なかったにもかかわらず、それぞれが見応えある作品ばかりでした。盛り上げてくださった参加者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。そこで何かご恩返しがしたく、失礼とは存じますが、全員の方に楽天キャッシュを各々2000ポイント分ご用意させていただきましたので、どうぞお受け取りください。

最後になりましたが、もうひとつ。参考作品扱いとなりますが、掲載させてくださいね。
作品中、HEAVENもしくはHという文字が見られませんでしたので、入れて再送していただくようお願いしたのですが、残念ながら締め切りまでにお返事がいただけませんでした。ただ、2592×1944という画像のサイズから、オリジナルだと判断します。


応募されたご本人いわく「6連のラビアピアスとペインティングのコラボ」とのことです。


それでは来年の八月、ふたたび熱い作品に出会えることを願って。このイベントを楽しみにまた一年間の更新、長いなあ。
参加者の方々、ならびにコメントを寄せられたたくさんの方々に感謝しつつ、今年の「初めてのボディペインティング」を終了させていただきます。ありがとうございました。