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2009.05.26 (Tue)

カットマネキンを布団にくるみ、地震の罹災者と偽る物乞い

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華竜網
チョーク一本で手軽に始められる商売、物乞い。
先にお伝えした「拍"職業求助女"做生意全過程―物乞いのはじめかた」ではありませんが、中国の街角にあまねく存在する物乞いの様相は、ひとつ技術を要する「露店」なのかもしれません。
多くの物乞いは、「病気になった」子供を抱き、つくりものの骨箱を抱え、障害者であると騙り、偽の学生証を手に道行く人々から金銭を得てきました。しかし最近ではこうした手口も見破られてきたのか、以前ほどは稼げなくなってきたようです。

ここ最近、重慶江北区建新西路の金観音家具店の前で、迷彩服をまとった若者が頻繁にあらわれるようになりました。
舗道にむしろを敷いた若者は、変色して元の模様もわからない布団で「病人」をしっかりとくるみ、その布団からは「病人」の髪だけがのぞいています。傍に板が立てかけられ、その板には「四川被災地区から来ました。善意ある方の助けを望みます」と記されています。迷彩服の若者はここを拠点とし、自らは「病人」の見える位置で空き缶や空き瓶などを集めています。

「病人」の頭部は美容室で使われるカットマネキン。
周囲の店の人の話によると、若者は毎日日が暮れる頃になるとこれらの道具を大きな袋に詰め込んで仕舞い、翌朝やって来ては並べ直して再び「店」を広げるのだそうです。
金観音家具店の駐車場の管理人は言います。「彼は普通の物乞いとはちがうようだね。言葉遣いや態度からもそれが伺える。いつか英語で書いたのを見たことがあるが、それも悪くなかった」

記者は若者を取材してみることにしました。今日もいつものように「店」をひらいていた若者は、記者の求めに対し、1分1元でと取材に応じます。
若者の名は張軍。21歳でした。安徽省舒城の出身という彼は4年前に江蘇省崑山にある工場で職を得ましたが、昨年の金融危機で仕事がなくなり、以来放浪生活にはいったといいます。
重慶に来たのは先月の19日。それまでに張は「跑站」という手口で、大きな駅でホームレスや物乞いに対して短期間の仮寝場所や病気にかかったときなどの対処、故郷までの無償乗車券の発行などをする「救助站」を悪用し、中国全土をまわったこともあるそうです。

中国の物乞いたちの中に、こうしてホームレスのセーフティネットだった「救助站」を悪用してタダの乗車券と、支給されるいくらかの援助金を懐に入れ、各都市を股にかけた活動をおこなう者たちが増えてきました。稼げなくなったところで島を換え、また新たな場所で「露店」をひらくのです。

しかし張軍が言うには、最近この「救助站」を利用するやり方も規制が厳しくなり、以前は住所や名前は偽っても乗車券が発行されたものが、いまでは身分証明書、あるいは戸籍証明がないとなかなか発行してはくれなくなってきたそうです。
それでも彼は仲間内では、発行された乗車券の「救助站」の消印を過マンガン酸カリや84消毒液などで消して転売し、そのお金で近場の駅までの短距離の切符を買って、次の都市に移ることをくり返しているのだそうです。

それは詐欺ではという記者の質問に反発した張は昂ぶった表情でこう言いました。
「俺のやってるのは乞食じゃなくて露店なんだ。それに前にやっていた仕事は辛くて大変で稼ぎも少なかったけど、いまでは前より遙かに稼いでいるんだぜ。今年の春節、江蘇崑山にいたときには正月三が日だけで1800元稼いだし、今だって1日50元は稼ぎがあんだよ」

この場所は一等地。彼が露店をたたむ夕方には、花売りの女の子がダンスを披露して通行人の興をひきます。今の生活に満足しているという張ですが、将来お金が溜まったら、第二の故郷、崑山に帰り、プログラミングを勉強して好きな女の子や友だちといっしょに暮らしたいと述べます。

取材が終わったときに、ひとつの事件が起こりました。金観音家具店の従業員のひとりが彼の商売道具をゴミとして出して集積場に出してしまったのです。ゴミの山に探しに行った張は、ようやくカットマネキンだけをとり戻しました。落胆しきった顔で彼は呟きました。俺の店が捨てられちまった。明日はもう商売できない。


HEAVEN 物乞い

strange | (20) comment  EDIT

Comment

美容師の友達が学校行ってた時、マネキンの頭駅のゴミ箱に捨ててたなぁw
  | 32862 | 2009年05月26日 00:40 | URL 【編集する】

あれだけ人間がいるんだから、マネキン使うより人間がやったほうが、
やっぱり効率よさそうだけどね。
nobu   | 32875 | 2009年05月26日 01:16 | URL 【編集する】

この発想はなかった。頭いいね
あう | 32895 | 2009年05月26日 05:29 | URL 【編集する】

そういあ日本で物乞いしてる奴なんざ見かけないけど
この差はなんなんだろうな
ベーゼン | 32896 | 2009年05月26日 05:49 | URL 【編集する】

こんな事する奴のほうが、腹立たしいわ。 そのうちマネキンのあたま蹴飛ばされそう
  | 32899 | 2009年05月26日 06:16 | URL 【編集する】

つまりストーリーを売っているわけですね。
色紙に駄文を書いて売ってた元芸人なんてのもいましたし。
雪見橋 | 32900 | 2009年05月26日 06:28 | URL 【編集する】

もうアノ手コノ手で www
もっと前向きで建設的な方向に、そのアイデアを使えば www
馬小屋 | 32901 | 2009年05月26日 07:37 | URL 【編集する】

職業はストリートパフォーマだとの事ですがパフォーマンスしてるのがマネキンの頭だけと言うのがさみしい。移動タイガーバーム・ガーデン見せ物小屋だと思えばいいかな。
歓喜天 | 32908 | 2009年05月26日 08:23 | URL 【編集する】

むしろ、社会を揶揄したアート作品って事なんじゃね?
  | 32922 | 2009年05月26日 10:59 | URL 【編集する】

若い人は知らないかもだけど、傷痍軍人の物乞い、日本にも昔は普通に居たんだよね。
裸族のひと | 32928 | 2009年05月26日 11:24 | URL 【編集する】

>明日はもう商売できない。
ざまぁwwww

と言うか、こう言うのを考えつく彼等も凄いが
これを分かってて?金を入れてやる人民も凄いな・・・と思う
メガネのひと | 32943 | 2009年05月26日 15:43 | URL 【編集する】

物乞い道の意地を感じる
あおむし | 32952 | 2009年05月26日 16:54 | URL 【編集する】

傷痍軍人さんいましたね。
もう三十年も前になりますか、伊勢佐木町の松坂屋前の歩行者天国に休日ともなると一人二人は居ましたけど、今は見ないですね。
雪見橋 | 32957 | 2009年05月26日 18:06 | URL 【編集する】

> 傷痍軍人の物乞い、日本にも昔は普通に居たんだよね。

そういえば居ましたね。 
終戦から60年以上たってるし 今では法律で乞食行為を禁止している様ですから
居なくなったんでしょうか。 (ホームレスはいますが・・・。)
裸族のひとり | 32967 | 2009年05月26日 22:05 | URL 【編集する】

タイトルで一発で中国だとわかった
裸族のひと | 32970 | 2009年05月26日 22:30 | URL 【編集する】

20年前は日本にも物乞い居たよなー。。


裸族のひと | 32994 | 2009年05月27日 01:49 | URL 【編集する】

>俺のやってるのは乞食じゃなくて露店なんだ。



詐欺師だろ。
worldwalker | 33121 | 2009年05月28日 00:15 | URL 【編集する】

どう考えてもバレるのは目に見えてるんだけども稼げちゃうところがなんとも(笑)

昔「はじめてのおつかい」に出た美容師さんの子どもが
この「くびちょんぱ」人形をこわがるところがかわいかったe-257
オープンスペース | 33171 | 2009年05月29日 03:05 | URL 【編集する】

ジョギングコースの池沿いに救難訓練用マネキン置かれてたの見たときはちびりそうになったな。店に行けばたくさんあるのになんか怖いんだよねマネキンて・・・
まっぱ族 | 33363 | 2009年05月30日 02:55 | URL 【編集する】

美人のマネキンは癒しになる。
ヤフオクで2個落札して部屋に置いている。
かわいいぞ。
とう | 61565 | 2009年12月23日 11:50 | URL 【編集する】

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