HEAVEN

―The Scotsman―
同性愛の相手である男性を刺し殺し、その肉を切り分け、ハーブなどで調理して食べたとされる男の公判が、英リーズの刑事裁判所(Crown Court)ではじまり、事件の戦慄すべき内容があきらかにされました。

この男は、1993年のGay UK competitionで「ミスター・ゲイ」の栄冠を獲ったこともある、調理師のアンソニー・モーリー(36歳)で、今年4月24日にリーズの自宅に招いたダミアン・オールドフィールドさん(33歳)を、二階寝室にて殺害した容疑で逮捕、起訴されました。

検察側の陳述によると、モーリーはその後、オールドフィールドさんと同性愛行為におよびましたが、なんらかのトラブルでモーリーがオールドフィールドさんを刺殺。何度も何度もオールドフィールドさんの体を刺し、殺害した後も刺し続け、そのままの勢いで遺体から肉を削ぎ分けたといいます。

削いだ部分は大腿部および乳首を含む胸肉などで、モーリーはこれを調理して食べようとしたらしく、キッチンのまな板の上にはハーブと調味料で味つけされ、オリーブオイルで炒めた6片の人肉が載っており、またキッチンにあったごみ袋のなかから歯形のついた肉片が見つかりました。
削いだ肉はそれぞれ、11cm×21cm、27cm×14cmと、一片一片がかなり大きなものだったこともあきらかにされています。

検察側によると、遺体そのものは全裸で、争った形跡はなく、またベッドから落ちる前に背後から突いたとみられる跡も見いだされたといいいます。
刺殺後に、白いガウンにビーチサンダルという格好で、近所のテイクアウト店に「人を殺した、警察を呼んでくれ」と駆け込んだモーリーですが、起訴後は一転して殺害を否認。「ぼくはレイプされそうになったんだ」などと供述し、8名の女性、4名の男性からなる陪審員を戦慄と困惑に陥れているようです。