2008.05.23 (Fri)
地震被災者の写真に「吐き気がする」―韓国の冷ややかな反応に怒る中国ネチズン

―網易論壇―
個々のアクセス数としてはそれほど多くはないのですが、今回の地震に対する韓国ネチズンの悪意に充ちた反応が中国の掲示板にいくつか紹介され、顰蹙を買っているようです。
四川地震の発生後、全世界から救援の手が差し伸べられています。私たちは韓国に留学する者ですが、それほど多くの義捐金を送れません。そこで学校で義捐金を募ることにしたのですが、韓国人はみんな冷ややかな視線で私たちを見、あまつさえ被災者の写真に対して「吐き気がする」とまで言うのです。
ほかに廃墟と化した町の写真には「当然の報い」、また寄付していただいた人でしたが、写真を撮らせろだの、ホントに寄付金を被災地に送るのだのと、まるで私たちが泥棒でもするみたいな口ぶりでした。
あと今日の午後、すごく腹立たしいことがあって、学生会館前に張りだした「義捐金のお願い」の告知に靴の足跡が付いていたんです。(上画像) ほかにも痰を吐かれたような痕がありました。これは私たちに対する侮辱です。四川、ひいては中国国家に対する侮蔑です。
とまあ、ほかにも幾つか韓国に対する非難がアップされ、中国各紙でも韓国政府の対応とそれに反する韓国ネチズンの反応の冷ややかさが問題にされているようです。韓国の救助隊は今回5名の遺体を発見するなど貢献もしましたが、ネットがそれに水を差しているような案配。
今回の地震で中国にとって好感度がアップしたのは日本ですが、逆に大巾にダウンしたのは韓国かもしれません。
これに関連して、23日付けの環球時報からはこんなニュースも伝わっています。
韓国のネットでは、ここのところ相次いでいる四川大地震への悪意のある書き込みに憂慮したネチズンがこうした行為をやめようというキャンペーンを展開し、賛同する人々が増えていると、大手ポータルの「Daum」が伝えています。
これは「たとえ聖火リレーから派生した中国への反感が元となってはいるものの、数万人の死者を出した四川大地震を笑う行為は、ひいては全世界の反感を買う」と心配したネチズンが、悪意のあるコメントを書き込まないでと、「Daum」にて運動をはじめたもの。
また「Daum」では被災者に対する義捐金の募集もはじめ、これには500万ウォンの募金があり、締め切り日一週前にして早くも目標額の9割を達成したとのことです。
しかしながら、こうしたニュースも中国ネチズンの怒りの火を消すには至ってないようです。