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2008.02.15 (Fri)

偽装食品製造術を教える専門学校があった(2)

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【人造卵の作り方】

まずは材料を渡されます。ビニール袋に入った薬剤は、海藻酸納(アルギン酸ナトリウム)、食用明膠など7種。これらの薬剤のうち、まず海藻酸納を水に溶かし、ゲル状とします。これが白身の原料となります。

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先ほどの白身に着色料を加えた黄身のもとを丸い型に注ぎ、気化鈣(飽和塩化カルシウム)溶液にゆっくりと漬け込みます。表面に膜が形成され、「黄身」の出来上がりです。

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「黄身」は気化鈣溶液の中で一時間ほどおき、膜および形状を安定させます。
型に「白身」を3/1ほど注ぎ、中に「黄身」を入れたら、再び「白身」を型に流し込みます。こうして殻なしの卵本体が出来上がったら、これを気化鈣溶液に一時間ほど漬け、膜を形成させます。卵本体が安定したら、いったん水で洗い、よく乾かします。

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麻糸を卵に通し、両手で吊り上げ、密蝋、碳酸鈣(炭酸カルシウム)を溶かした液体に漬けてゆっくりと数回転がします。液体から引き上げた卵を風に当てて乾かし、乾いたら冷水に入れて安定させ、殻付きの卵の出来上がりです。



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受付の棚においてある封筒の表書きを見ると、「仿製紅木家具技術(マホガニー製家具の模造術)」、「醬油製作技術」、「舊綿被翻新技術(古い綿を新しく見せかける技術)」といった生活用品の多岐にわたって「造假(偽装)」術を教えているようです。授業料はというと、500台湾元(約1,700円)から1000台湾元(約3,400円)といったところでしょうか。女性の話では、内陸に住む人々には通信教育も行っているとのことでした。
記者が今回受講した人造卵の課程は、材料費込みで5000台湾元(約17,000円)。しかしながら、授業は申し込んだその翌日には受講でき、「学校側はただ技術の伝授だけに責任を負うものであり、受講生の人造卵の売買には一切関係がないものとする」という同意書に署名させられてからの受講でした。

棚には、受講生の感謝状も掲げられています。その文面は、「私は貴社の人造卵の技術に驚嘆しました。見た目どころか口当たりも本物の卵に劣りません。現在千個を日産。一日あたり400台湾元(約1,360円)の利益を上げています。ひと財産できた今、郷里のみんなにも技術を教えています」。
受付の女性の言うところによると、講師はすべて解放軍からの退役者。またこの学校の表札などの文字はすべて、広東省の元副省長の認めたものなのだそうです。記者が課程を選ぶ際に武警がじっとこちらを窺っていました。
広州の商工業局が市場に出まわっている人造卵を初めて摘発したのは、この受講から半年経った頃のことです。


キロあたり0.55元(約8円)の「人造卵」を作ってみました
偽装食品製造術を教える専門学校があった(1)

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