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2008.01.05 (Sat)

臀部に45キロの腫瘤をもつ女性、左脚に50キロの腫瘤をもつ女性

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広州日報
広州日報によると、臀部に世界最大、45kgの腫瘤をもつ36歳の女性が昨年12月4日に切除手術を施され、このたび退院の運びとなりました。

女性は広州市越秀区に住む阿輝さん(36歳)で、病名は「多発性神経繊維瘤」。
12歳のときに臀部に卵大の腫瘤が出来たという阿輝さんは、以来成長し続ける腫瘤を二度にわたって病院で切除したものの、成長は止まず、2001年には45kgにまで肥大。ここ数年は床からも離れられなかったそうです。

もとはといえば母親も同じ「多発性神経繊維瘤」で、阿輝さんはそれが遺伝したものでした。しかしながら母親はこの病気がもとで90年に他界。以来残された阿輝さんと姉は低保戸(生活保護受給世帯)に暮らし、爪に火をともすような生活を続けてきました。
日に日に体力が弱っていく阿輝さん。妹の世話に追われ、家をあけられない姉は二年以上も風呂に入ってない阿輝さんの体を拭いながら、蒸し暑い広州の気候に耐えてきました。

そんな二人が希望を見いだしたのは昨年でした。越秀区の義務工作(ボランティア)協会と広東省人民病院が協力しておこなった「情暖越秀健康行」という活動のなか、特別貧困家庭の患者を診る過程で、阿輝さん姉妹が見いだされたのです。
阿輝さんの臀部にできた腫瘤は長さ135センチ、巾は最も広いところで53センチ、重さも45キロという、文献を調べても世界最大の線維腫という厄介なもの。切除には病院側が見積もったところで8万元という巨額な費用が必要でした。

越秀区の義務工作教会は募金をつのります。結果、昨年11月20日広東省人民病院の整形外科に診てもらうことになった阿輝さんは、12月4日に手術を受けることになりました。
朝9時30分から始まった手術は、臀部および腫瘤の消毒のため、病院側では大きなタライを用意、阿輝さんを半身浴させるようなかたちではじまったといいます。
また手術台とは別に腫瘤を載せる台も設け、整形外科主任の國三医師と同じく主任の黃廣香医師の二人がそれぞれチームををつくり、腿部と腰部に分けて切除にとりかかりました。
腫瘤を切除する上で問題となるのは大出血。二人の医師は腫瘤を少しずつ切り分けながら血管を結紮する方法で、午後5時、無事に腫瘤の切除に成功しました。

阿輝さんが退院したのは昨日。今年の春節は阿輝さん姉妹も爽やかな笑顔で迎えられることでしょう。


とここまでがニュースの概略ですが、「多発性神経繊維瘤」を調べてみるとこんな記事が見つかりました。2006年6月の新華網です。


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新華網湖北頻道
昨日、武漢大学附属人民病院に50キロという巨大な腫瘤をもった女性が訪れました。

名前は君さん。武漢市漢陽区に住む23歳の女性です。君さんは8年前からリンパと血液の循環が妨げられ、左太腿に肉腫を生じました。以来4回ほど手術を受けて小康状態を保っていたのですが、昨年8月に左脚に傷をつくって出来たかさぶたが潰爛。傷は治ったものの、それから一年の間に急激に腫瘤が肥大したそうです。

診断では「多発性神経繊維瘤」。しかし腰椎も変形しているため、腫瘤の切除ばかりでなく、左脚も切断しなければならないといいます。腫瘤の重さは約50キロ。しかし君さんの家はそれほど豊かではなく、収入は月収で1000元ほど。
弟が17歳の高校生で、これまでにも君さんの治療費に2万元という借金をこしらえたという君さんの家族は、いま脚を切断する費用はないと嘆きます。(その後の記事によると君さんは25日に手術を受け、腫瘤の切除に成功したとありますが、左脚の切断に至ったのかどうかは不明です)

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