2008.01.04 (Fri)
世界一険しい桟道――華山長空桟道

こちらは中国五岳のひとつ、華山(陝西省)。
すり鉢の四囲、東西南北に聳えるように嶺が切り立ち、東嶺(朝陽峰―2100m)、西嶺(蓮花峰―2038m)、南嶺(落雁峰―2160m)の三嶺と、ロープウェイ発着所がある北嶺(五雲峰―1560m)からなっています。
続く画像の長空桟道はそのいちばん奥、南嶺の絶壁に架設された桟道。
板三枚を渡しただけの至って簡素なもので、しかもところどころで途切れ、その場所には絶壁に穿たれた孔に足をかけ、鎖を手で伝って先に進むというスリル満点の桟道のよう。桟道の一番奥に南嶺の頂上があり、「華山極頂」とかかれた碑のまわりには、登頂者の心誠を証明せんと赤い綿糸で縒ったたくさんの付け札が風になびいているそうです。
華山麓の玉泉院から北嶺まで徒歩でおよそ四時間。ここをロープウェイではしょれば往復110元で直接北嶺に。北嶺から三嶺までは両袖が切り立った蒼龍嶺を一時間、金鎖関から先は三嶺すべてをまわっても四時間ほどと、一日あれば堪能できそうですが、西嶺と東嶺にある宿泊所に泊まってご来光を拝む人々も多いそうです。






