2007.12.31 (Mon)
「HEAVEN」 2007年回顧(3)

6月です。
「ベッドのなかで大小便をたれ流し、顔をかきむしって死んでいった」という絵を、畏れ多くも599×726の拡大版まで貼りつけてしまった「HEAVEN」。それからというもの、中の人にはこれでもかというほどに不幸が訪れたそうな。いえあのもうホントの話。もともと2007年は何年かに一度という星回りのいい年でしたのに。ぐすん。
自棄になってタバコでも食べてみる? それとも猿の脳みそ? まさか七日も生き埋めにされるほど悪いことはしてないと思うけど、星回りが悪かったとしたら、風俗ぐらいには平気で売られる。媚薬を飲まされ、目の前でオナニーされる。この月は象面人は他にこちらとこちらの都合お三方。こちらとこちらの「大脚病」も、ひとつ報じられればまるで流行り病のように次々と。

5月です。
…ええと。セドンさんは強烈でした。いえあの、出来心さえ起こさなければこうして極東のいちブログにまでそのご尊顔を曝すこともなかったでしょうに。台湾からはペンを使って尿道オナニーしたOL。こちらも出来心さえ起こさなければ、あ、同じ極東の方?
かわってなんとも痛ましい事件、帰宅途中に強姦され、かつ刃物で目を抉られた11歳の少女は、こちらの事件とならび、あまりの惨さに訳しながら息を呑みました。それにしても80歳にしてこの性欲、こんな輩には犬のウンコ入りカレーを食べさせても飽き足りない? インドでは道路に旅客機置き去り大渋滞。ニセモノシマウマ、さんざめく笑い声。私、別にいいんじゃない?派です。

4月です。
「HEAVEN」今年一番の凶悪犯罪。訳しながら目が潤みました。殺し殺されというのではありませんが、他人の赤ちゃんの遺体から、「人肉スープ」をこしらえた女には、さすがに言葉では言い表せない文化のちがいというものを。
シアトルでは、ゴーカートに乗って髪を車軸に絡ませ頭皮を剥がした女性。よく熟したおっぱいは危険物です。取り扱い注意。元カノの顔に硫酸をかけて焼いてもなお、結婚をと願う男がいれば、婚約者がエイズと知った途端、蒸発する彼氏もいて、テレビをつければ、ペニス増大サプリのテロップばかり。

3月です。
河南省では民間主導で長さ21kmもの龍が建設されていたことが判明。ってフツーわかるっしょそんなもん。で、世界に報じられるとみごと龍ならぬトカゲの足を切られました。
疣贅状表皮発育異常症。年後半のこちら、そして「Tree Man」へと続きます。
かわって女の事件簿では、「ねえねえ思い出してあなたが顔を埋めたのはこのおっぱい」と、写メを送った婦人警官に縫合糸で自分のケータイの番号を患者に縫いつけた女医。夫をバラバラにして大鍋で煮る女もいれば、不能の彼氏のペニスは焼く。まさに「怖ろしきもの、汝の名は女なり」。おまけは「凌遅」と足の裏の乳首。

2月です。
ふーん、でもたとえばアンナ・ニコル・スミスのお尻とかみて「あなたには死相がただよっている」って占えたかしらん。相変わらずの強姦バラバラ、麻袋詰め、大量殺人のニュースのなかで、なんとも和んだのは「永遠の抱擁―5000年前のロミオとジュリエット」。
マザコンもここまでいけばそこはもう異次元の蜜月。お正月を過ぎれば次の話題はバレンタイン。バレンタインにはお墓を贈ろう。贈る相手がいなけりゃ、レンタル彼氏にレンタル彼女。死んでからだって遅くはない?
ほかには、おしっこで絵を描く女性。え、モロ? いえいえ、ウォーホルも実践した正真正銘のアートですから。

1月です。
おしっこを我慢して死んだ母親、おしっこを漏らしたばかりに殺された珍々。世の中さまざま。
性犯罪者のミスコンが開かれたとしたら、まちがいなく栄冠を手にするでしょう、美しき女狼パメラ・ロジャース。かわって中国では、乳首を焼かれ、鉄パイプを突っ込まれ、とあいかわらずやりたい放題。強姦されて全裸で衆目の車道に放置プレイがデフォなら、初めから下半身露わに車道に横たわってみたりなんかして。いやーん、骨まで見えちゃう。はらわたまで見えちゃう。
最後は今年一年を象徴するこんな事件。
さてさて大急ぎで回顧してみました。来年はどんなニュースが飛び込んでくるのでしょう。願わくば、皆さまのまわりにだけはこんな事件の数々、起こらないことを願いつつ。