2007.08.22 (Wed)

巨指症――「世界一の巨手」をもつ男性

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新華網ほか―
今年24歳になる劉華さんの左手は、ごらんのように前腕より太く長い親指と人差し指のおかげで一見したところ「Y」の字様。
親指、人差し指には劣りますが、充分に太い中指は時計まわりで270度反転しています。正常な薬指と小指は縮こまって申し訳のように付いているといった案配。
上海交通大学医学院付属の第九人民病院形成外科では、劉華さんの手を「巨指症」と診たて、「世界一の巨手」と定義しました。

劉華さんは江蘇省シュ陽県の生まれ。生まれつき親指、人差し指、中指の三本の指が太かったそうですが、年齢とともに更に太さも長さも増し、ここまでに成長したのだそうです。
「手」としての機能を喪った劉華さんの左手は、親指が26センチ、人差し指が30センチ、中指が15センチで、左手全体で約10キロの重さがあったといいます。

いまからひと月前の7月20日、劉華さんが訪れた上海交通大学医学院付属第九人民病院形成外科の由医師、林医師らは組織の切除と形成を決め、親指、人差し指に中指の組織を「裁断」。7時間にわたる手術で5.1キロにおよぶ組織の除去に成功しました。

由医師らの話によると、劉華さんの左手は腫瘤があってそれが膨らんだものではなく、血管、神経繊維、指の骨格とすべてが異様に肥大化し、静脈などは一本でそれこそ通常の人の指ほどの太さがあったといいます。文献などをあたってみてもこういった先天性の巨指症の症例は少なく、発症原因は不明。考えられることとしては子宮内での成長過程において何らかの抑制因子があったか、あるいは突然変異によるものだとしています。
劉華さんは半年後に再び、今度は形成を主体とした手術にかかる予定です。

Tags : 手足・指の疾患 | 江蘇省 |

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