2007.08.22 (Wed)
中国国産空母、オリンピック後に建造を公式に発表予定?

―新華網―
カナダで出版されている中国の軍事、外交専門誌「漢和防務評論」は、中国はすでに二隻の空母の建造に着手していると伝えています。
それによると、空母(中国軍の呼称では特殊大型軍用船舶)は二隻で、正式にその概要が明らかにされるのは、対外的な配慮から2008年のオリンピック後になるということです。

中国の技術者はこれまでに何度もウクライナを訪れ、T-10K艦載機(Su-33のプロトタイプ)に関しての情報を集めていました。しかしながらT-10K艦載機の巡航性能そのものには不満を持ち、J-11H(中国がライセンス生産しているSu-27SKの改良型)をベースに自前の艦載機、いわば中国版Su-33を製造する決心を固めてから、ウクライナから試験機を買ったという経緯がありました。
すでに設計は終わり、メーカーに発注を振り分け、発電ユニットなどはすでに完成しているという中国の国産空母。北京オリンピック後の公式発表後、2009年から2012年にわたって建造され、2013年から2017年までの間に竣工予定ということです。
…という記事は大本の「漢和防務評論」で発表されてから二ヶ月後となりますが、当局が関知している筈の一般紙にも掲載されはじめたということは、中国軍部が公式に認めたも同じ?(画像は中国空母艦隊巡航想像図)

中国航母和艦載机
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