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2007.06.24 (Sun)

「猿の脳みそ」を食べる(2)

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李氏に紹介されたのは、ホテルの厨房を預かる張さん。「サルをしめるのは得意なんですよ。ほかにセンザンコウ、キバノロ(鹿に似た偶蹄目)なんかもいい味で出してくれる。助けてもらってますよ」とは李氏。

張さんはさっそく猿をしめはじめます。木の棒をもち、貯蔵室に体を斜めにしてはいった張さんは手慣れた様子で猿を捕まえると、頭からぐいっと縄の輪っかを被せました。猿は死期が近いことを知ってか、暴れまわり、必死で張さんの足によじ登ろうとします。
抵抗しながらも懇願する瞳、そして時おり発する赤ん坊のような啼き声。しかし張さんが縄をしめあげるに従って猿の抵抗も次第に弱まってきます。張さんは猿をつかんで床に数度叩きつけると、足で首根っこを踏みつけました。隣では李氏もやや興奮した面持ちで叫んでいます。
痙攣した猿の手が虚空をつかむように上にあがりました。

大人しくなった猿の頭をつかんで掲げた張さんは、続いてナイフで猿の頭をかき切ります。小さなナイフで頸骨まで切ろうというのですから並大抵のことではありません。それでも張さんは気合い一閃、猿の頭を分離しました。ナイフの動きにしたがって空中でゆらゆら揺れていた猿の胴体が床に落ちました。噴き出した血は張さんの前掛けといわず床といわず真っ赤に染めます。
記者はすでに冷や汗どころではなく、目の前の光景に頭のなかが真っ白です。

「紅油で味を調えて、生のまま召し上がりますか?」顔色ひとつ変えずに張さんが訊ねてきました。片手に猿の頭、片手に床からひろい上げた猿の胴体をもっている張さんはさながら閻魔のようです。
頭を割った張さんはポンポンと叩いて猿の脳みそを大椀にあけると、スプーンで幾つかの塊に分けました。そのうちのひとつを張さん自ら口に放り込みます。
「どんな味ですか?」記者の問いに張さんは、「うーん、説明のしようがないですね。でもとっても美味しいですよ」と答えます。

訊くところによると、猿の肉は酸味が強く、食べるには向かないのだとか。しかし骨はすり潰して酒を加えると、リューマチなどの薬効になるそう。記者は広州でキンシコウの骨を売っていたのを思い出しました。たしかひと揃いで3000元だったように憶えています。

中国では昔から猿の脳みそを食べてきました。明代の「本草綱目」にもこんな記述があります。「南方では新鮮な猿の頭をもってよしとす。ことにとろみのある部位は喜ばれん」。
またなぜ猿の脳みそを食べるようになったかは、一説によれば古代宦官が幼児の脳みそを食することで、去勢からの健身に効ありと盲信したことがはじまりだそう。しかしながら幼児は得にくく、猿が代用となったという説があります。

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ひさびさにゲテモノ料理を整理。リンクの切れているものも多々あるかもしれません。ご容赦を。


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