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2007.04.29 (Sun)

アパートの共用便所を勝手に大改装して「愛の巣」を造ってしまった男性

click!―現代快報―
結婚後、自宅アパートが狭いという理由で、隣接する共用便所を占拠。改装して「愛の巣」に設えた男性がアパートの管理会社に訴えられ、敗訴しました。

男性は江蘇省南京市の白下区、繁華街にあるレンガ造り、三階建てのアパートの一室で両親とともに居住していましたが、もとの部屋の広さはわずかに七平米。ただでさえ手狭でしたが、昨年春にこの男性、盧さんはお相手を見つけ、めでたく結婚するにいたりました。

盧さんの年は三十なかば。スタイルはよく障害となるものは何もありませんでしたが、問題は部屋です。「愛の巣」に両親が同居するのはまだ我慢できるとしても、わずか七平米のひと部屋に四人が生活するというのはとても現実的ではありません。
そんな盧さんがつらつらとこれからの暮らしを考えていたとき、ふと目に映ったのはアパート内にある共用便所。これだ!と思った盧さんは、共用便所をひとり占拠し、改修にとりかかりました。

共用便所の広さは22平米。このアパートには二階に男子の共用便所、三階に女子の共用便所がありました。アパートの世帯数は24戸、住民は70人です。それぞれの部屋には便所はついていません。共用便所のほうは中国の大方の便所の例に漏れず、「蹲坑」と呼ばれる穴があいてるだけ。しかも二つあった蹲坑のうちひとつは壊れ、便所内には住民たちの私物がうずたかく積まれ、床には撥ねた糞便がこびりつき、いつでも蠅がたかっているといった状況でした。それでも朝になれば便所には住民たちの行列が出来ていたのです。
アパートの住民たちは、体を洗うにも共用廊下にビニールで囲いを設けて湯沸かし器を備え、浴室として使っていました。飲用水も、建物が建てられてから水槽を34年間清掃したことがなかったといいますから、住民は安心して水を飲むこともできなかったかもしれません。

盧さんにもどり、彼はこの公衆便所を住まいに変えるために3万元を費やしました。
その内容はといえば防水を施して雨漏りに備え、見映えのいい窓をつけ、ソファーにテレビ、エアコン、ダブルベッドなど調度類を運び込み、まるで以前そこが便所だったとは想像もつかないほどの変わりようでした。
もちろん22平米ほどの部屋ですから、これだけで身動きはとれません。しかし両親と同居せずにすみ、自分たち専用。しかも今までと比べ三倍の広さということであれば、盧さんはそれこそ天にも昇る気持ちだったかもしれません。そして昨年8月、彼はこの「新居」に新妻を迎え入れました。

さて怒ったのはアパートの管理会社です。アパートにあった二つの共用便所のうちひとつが占拠され、24戸70余人がひとつの蹲坑を使用しなければならなくなり、便所はいつでも空き待ち。住民たちは仕方なく尿瓶を使うか、近所の公衆便所にいくことを余儀なくされました。
これを受けて管理会社が訴えをおこしたのですが、アパートの住民たちの問題も露わになってきたのです。というのは、古い建物ゆえ住民たちの大半の賃貸権がはっきりしないのです。又貸し、不法占拠などの横行がアパートそのものをスラム化し、現実にいま住んでいてもいつ退去を命じられるかわからないといった状況を抱え、住民たちは盧さんの新居に構ってばかりもいられなくなってきてしまいました。

裁判に勝った管理会社側は住民の賃貸権の問題も含め、あくまで平和的な解決を求めていると述べていますが、盧さんには当然のことながら共用便所を回復するように求めているということです。
敗訴した盧さんは現在夫婦ともに無職。一家四人で七平米、どうやって暮らせばいいんだいと拗ねているそうです。

テーマ : 海外こぼれ話 - ジャンル : ニュース

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