2007.04.10 (Tue)

元カノの顔に硫酸をかけて焼いてもなお、結婚をと願う男

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十歳以上も年の離れた彼女の浮気に怒った彼氏。硫酸をかけて彼女の顔を焼きながらも自分との結婚を迫ります。

女性の名はターニャ・ヴォロニナ、高校を卒業したばかり。男性はヴラド・ヴァシュチュク。30歳の建築作業員です。二人が知り合ったのはウクライナのクラブ。先に恋に落ちたのはヴァシュチュクのほうでした。
「付き合わないかって? いいわよ。どっかに誘ってくれるの?」。ヴォロニナはヴァシュチュクの誘いに肩をすくめながら応じたそうです。

半年ほど付き合った後、ヴァシュチュクはヴォロニナにプロポーズしました。ところが、ヴォロニナは一蹴します。「なにバカなこと言ってんの」。十歳もの年の差をアドバンテージに変えられなかった男は、「そうだよね、冗談で言ったまでさ」と意に反して繕うように言い直しました。結局は告白しても元のまま。二人の付き合いは以前となんら変わらず、建設現場ではたらくヴァシュチュクからは毎日電話があったそうです。

とある日、珍しくヴォロニナのほうから電話をかけたことがありました。この日にかぎって携帯を寮に忘れてきたヴァシュチュクに代わって、同僚のドミトリー・ノヴァクが電話口に出ました。ノヴァクとヴォロニナは共にヴァシュチュクの友人ということで最初は世間話をしていましたが、お互いに気が合うことに気づき、話の流れのままに会う約束をします。新しい恋のはじまりでした。ノヴァクも寮を出て彼女の住む家の近くに引っ越します。
何も知らないヴァシュチュクからは相変わらず、毎日電話がかかってきました。しかし付き合いはじめた当初からヴァシュチュクといると退屈だったと答えるヴォロニナには、ヴァシュチュクのことなど既に頭にありません。家を訪れた元カレに、もう終わったのよと告げるヴォロニナに躊躇はありませんでした。
「もしかして、ノヴァクと付き合ってんのか?」。そう訊くヴァシュチュクの顔さえ鬱陶しく、彼女は叫びます。「もういいから。出てって!」

次の日、再びヴァシュチュクがヴォロニナの家に訪れました。ビール瓶を提げています。ヴァシュチュクは訝る彼女にドアの外からこう言ったそうです。
「このあいだ撮った写真をもってきたんだ。ちょっと開けてくれないか?」。ドアを開けたヴォロニナの顔にビール瓶にはいった液体がかけられました。悲鳴をあげて部屋に駆け込む彼女。中身は硫酸でした。同居していた母親からすぐさま警察に通報があります。救急車で搬送されたヴォロニナは酸に焼かれてひどく容貌を損ない、また首から胸にかけても火傷を負いました。

事件後、病院に見舞いにきたノヴァクは彼女に別れも告げることなく連絡を絶ったそうです。代わってヴァシュチュクからは、変わらず毎日電話がありました。ヴォロニナに許しを乞い、切々と愛の変わらぬことを伝えます。
「キミがボクに仕返しをしたいって望むなら、もしそれでキミの気がすむんならボクは喜んで硫酸を病院にもっていくよ。でも愛してる。どうしても結婚したいんだ。もし結婚できたら子供は二人欲しいな。もう名前だって考えてあるんだぜ。「キリル」なんてどうだい?」
電話口の向こうで訴えつづけるヴァシュチュク。しかし捕まって投獄されるのを怖れてか、居所はつかめません。

後の調べでヴァシュチュクには四人の子供がいたことがわかりました。前妻は首を吊って数年前に自殺。その動機はわかっていません。子供たちは彼の母親が面倒をみていたそうです。逃亡は半年間におよびましたが、先日警察に逮捕されました。
「われわれには最後まで隠していたがね、あの女はヤツの居場所を知ってたんだよ。あえて追及はしなかったが、ヤツのところにメールを送っていたのがわかったのさ。メールの内容は懺悔とヤツへの愛だった。情にほだされたのかなあ。二人はヤツの望み通り、結婚するかもしれないね」
取り調べにあたった刑事はこう述べます。

罪が確定すれば、最大で8年は刑務所にいれられるだろうとのことですが、ヴァシュチュクに限っては、彼女が待ちつづけることを疑う様子もないようです。

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