2007.03.31 (Sat)
21kmもの巨大な龍建設、省政府の命令で頓挫

先にお伝えした河南省鄭州の「華夏第一祖龍」ですが、国内外で大々的に報じられたのが仇となったのか、プロジェクト解体の危機に瀕しているようです。
これは内外の報道で初めて計画自体を知ったとされる河南省環境保護局が調査員を現地に派遣、これにあわてたのか、同プロジェクトに賛同していた筈の新鄭市委宣伝部が、土地の不法占拠や環境に対する影響などの審査に通っていないことを理由に建設中止の下達をしたもののようです。
しかしながら建設自体がはじまったのは2002年。建設費の大半を寄付でまかなおうとしたのですからその宣伝も含めて河南省が知らなかったというのは、あまりにお粗末。今更ながらに環境保護局の「龍の建設は現地の生態系に大きなダメージを与えるおそれがある」との見解がまるで泥縄。中国、なにやら焦りがみえます。