2007.02.02 (Fri)
切っても生えるおちんちん―重慶で両性具有の姉妹

濃眉大眼、といいますから、眉はきりりと目もと涼しげ。 やさしい顔立ちながら、首には微かに喉仏がみとめられる半陰陽の姉妹が、30日、重慶市の西南醫院に訪れました。
まずは性別をきちんと判定してもらったうえで、手術をおこない、どちらの性になるとしても自分の本当の姿になることが二人の願いだといいます。
二人が生まれたのは重慶市石柱県。 顔建忠さん夫婦の娘として生まれた慶ちゃん(11歳)は、まもなく両親が仕事で浙江省に旅立ったため、祖父母に育てられました。
ところが、2歳を迎えた慶ちゃんがおしっこをするときに、まるで男児のように立ってするのを見た祖父母は、びっくりして両親に連絡。 あわてて帰ってきた顔さんは、慶ちゃんを浙江省の婦女児童醫院に連れていったそうです。
診断の結果は両性具有。 外見は女性の特徴を有しながら、外陰部には矮小陰茎が形成されるという疾患で、慶ちゃんはこの生えてきたペニスを手術で除去。 ところが数年たつと、再びペニスが生えてきたそうです。 いったいどうしたものかと顔さん夫妻は案じながらも、次に生まれた娘、華ちゃん(6歳)が、今度は生まれながらにして半陰陽だったことを知り、愕然としました。
生活は苦しいながらも、できるだけ早いうちに、娘二人を正常な姿にもどしてやろうという顔さん夫妻は、姉妹の世話は祖父母に任せ、遠く浙江省で仕事を続ける毎日だそうです。
西南醫院泌尿外科の副主任、盧根医師の診断によると、姉妹はともに外陰部に男性器、女性器があり、姉の慶さんには、ほかにも喉仏が盛り上がるなどの男性の第二次性徴も見られるが、乳房などはまだ発達の徴候はみられないとしています。
醫院側では性腺などの再診を含め、どちらの性が優位にあるのかを見きわめたうえで手術をおこないたいとのことですが、性別の判定だけでも3万元(約48万円)かかるそう。 しかし家庭の経済状況ゆえ、減免も考えているそうです。
切らずに姉妹でレズればいいじゃんなどと考えたあなたは減点いち。