2006.11.24 (Fri)
彼女に別れを告げられ、ペニスを切ろうとしている男性
彼女から別れを告げられた男性が、ペニスの切断手術を希望しているそうです。
男性は、中国は雲南省昆明市に住む張冬さん(24歳)で、ここ一ヶ月の間で、同市の男科病院(中国では泌尿器、たとえば男性の結石などを診るのはこの科になるようですね)に4度ほど電話でペニスの切断を依頼、いずれも拒まれたために昨日は6,000元を手に来院してまで請うたといいます。
張冬さんが自分のペニスを切ろうと決意したのは、彼女に別れを告げられたことが原因でした。 縫製工場に勤務する彼は、今年2月、同じ工場で働く肖暁恵さんを見初め、まずは言葉を交わす仲となりました。 思いのほかウマが合い、話の弾んだ二人はそれから間もなく周囲の誰もが認める恋人同士となったそうです。
ところが、事情ができて女性のほうが工場を移ることになり、寝具用品を取り扱う会社に職を変わってから二人の間に溝がうまれ、張冬さんいわく、肖暁恵さんの態度に明らかな変化が見られるようになったといいます。 決心した張冬さんは、ある日肖暁恵さんを問い詰めました。 その結果、肖暁恵さんは新しい職場で好きな人が出来たと告白したそうです。 その場で別れを切り出したのは女性のほうでした。
別れたくなかった張冬さんは、服を買っては女性をなんとか引き留めようとしますが、いったん心変わりを告げてからは彼がどう哀願しようと振り返ることはなかったそうです。
失意の張冬さんは、このまま生涯結婚せずに肖暁恵さんを愛し抜くことを誓い、その結論が彼女のほかには一生交わらないという証、つまりはおのがペニスの切断だったといいう訳です。
取材では張冬さんの了承を得て、肖暁恵さんに電話で訊いてみることにしました。 彼女は張冬さんの決意を聞き、驚いた様子でこう言いました。
「彼とは性格が合わなかったの。 これで最後にしようと思ったとき、今のありのままの気持ちを話すことが筋だとも思った。 いっときの感情にまかせて自分自身を傷つけることだけはしないでほしい」
病院側では、張冬さんの依頼を最初はいたずらだろうと相手にはしなかったそうですが、訴えがかさなるにつれて心に問題があるのだろうと判断。 医師の説得のほか、来院した彼に対しても無料で心理学者を斡旋。 ここでダメなら他の病院へと言う張冬さんの情緒安定に苦慮しているようです。