2006.07.01 (Sat)
ジャマイカの刑務所でコンドームの配布を中止

ジャマイカ政府は、これまで刑務所内の囚人たちにコンドームを無料で配っていたのだそうですが、今回閣僚会議決定でその配布をとりやめることにしたそうです。
この配布は1997年、当時のジャマイカの刑務所所長、ジョン・プレスコッド氏によって提案され、エイズの拡大を防ぐという観点から保健省大臣もこれを推奨、各刑務所内で配布がはじめられたようなのですが、政府お墨付きのコンドームが配られたとなれば、刑務所内での同性愛行為は公然と認められたようなもの。
とある刑務所内で、同性愛者と異性愛者、つまりはノーマルな男性との間で 「やらせろ、やらせない」 との喧嘩の果てに受刑者の5名が死亡、27名の重軽傷者を出すという事件が起こったことをきっかけに安全保障省大臣が保健省大臣に再検討を申し入れました。
両大臣は先週の水曜日にこの問題について話し合い、合意をみて配布中止の声明を出すようですが詳細はまだ報じられていないようです。
とまあ、どんなことにも真摯な話し合いは大切というお話でした。