2006.05.16 (Tue)
グランドキャニオン・スカイウォーク

昨年お届けしたグランドキャニオンのスカイウォーク。 今年の末に完成予定らしいのですが、詳細がわかってきましたので再アップしますね。
この蹄鉄形の歩道橋は、いちばん突出した部分で崖から65フィート(約20m)、谷底からは3800フィート(約1600m)、下図のように世界の高層建築をかるく二倍以上上まわる絶景が楽しめそうです。
また橋の架かる場所は、地形の関係から時速90マイル(毎秒40m)の風が下から渦を巻いて吹き上げられ、スカイウォークを歩く人間の重さ以外にも風圧がかかる関係から、施工を受けもったラスベガスのラッサ・エンジニアリングでは石灰岩壁に94本の鋼材を46フィート(約14m)ほど打ち込んだそうです。 その結果耐荷重量は70t。 まあ、太ったアメリカ人が700人ほど乗っても耐えられる数値ですが、定員は120名に設定されるとのこと。
その他にも橋梁部分に仕組まれた鋼板が衝撃を吸収し、橋自体は壁が厚さ3インチ(約7.6cm)、底板が厚さ5インチ(12cm)の耐熱ガラスで造られるそうです。
もひとつ。 将来的にはスカイウォークの底板に懸架される形(モノレールのようなもの?)で、コースターが設置されるプランもあるそう。 こちらはスカイウォークの床が傷で白くなってしまった後かもしれませんね。
