2007.12.19 (Wed)
アムステルダムの飾り窓が閉鎖、取り壊しに

―The Age―
観光スポットとしても人気のあるオランダ、「アムステルダムの飾り窓」が、どうやらカーテンを閉めることとなりそうです。
半裸の女性がカーテンの陰から艶っぽい体を覗かせ、無表情にも見てとれるブルーの眼差しを窓の外に投げかける「飾り窓」。それは、ある意味アムステルダムと同義だったのかもしれません。800年の歴史を誇るこの赤線地帯が「浄化」のため、姿を消そうとしています。
Age紙の言いようを借りれば、アムステルダム市議会は今でもとるに足らない犯罪の量を減らすことと同時に、より利潤の上がる今風のブティックなどを収めたプロジェクトに興味があるよう。
市長ヨブ・コーヘンの言葉です。
「議会は性業界に対する挽歌を鳴らしたのかもしれない。飾り窓に付随するロマンはもう過去のものとなったのだろう。我々は結局のところ、カーテンの裏で取り引きされる犯罪や女性からの搾取を止めることはできなかったのだ。売春を否定するものではない。犯罪を取り除きたいのだ」。
しかしながら売春婦に対する規制も厳しくなり、年齢はこれまでの18歳から21歳に引き揚げられます。売春宿やクラブは残りますがいまの優美な眺めから比べると、なんとも薄っぺらなものとなるでしょう。
すでに若手ファッションデザイナーが、来月にも「飾り窓」にその作品を展示する計画を立てているともいわれます。

アムステルダムの「飾り窓」が一般公開
2007.11.30 (Fri)
「27時間のセックス権」をチャリティーオークションに出品した娼婦

―Metro―

この娼婦は、マリア・キャロライナ(Maria Carolina)さんで、セックス権を出品したのは、たとえばイギリスでいう、貧困に苦しむ人たちを救おうというチャリティーイベント、「コミックリリーフ(Comic Relief)」のチリ版でのこと。また、27時間というのは、同イベントが27時間というマラソンイベントであることから付けたということです。
代価を4000ドルと提示したキャロライナさんは、数々のトーク番組にゲスト出演。すでに一名から落札されたことも明らかにしました。
売春はチリでは合法。ただ、同イベントの主催者、マリオ・クレウツベルヘル(mario Kreutzberger)さんは、「インモラルな出品を奨励することはできない」としながらも寄付金は受け付けるとしています。
これに対して、キャロライナさんは、「あたしもだけど、インモラルといえば、落札する方のがずっとインモラルなんじゃない?」と反駁しているそうです。
2007.11.15 (Thu)
スイスの福祉団体が、身障者のためのセフレを募集

スイスの福祉団体が、身障者のためのセフレを公的に募集しているそうです。
これはこれまでにも、性感マッサージなど障害者にセックスの機会を提供してきたスイス、バーゼルのNPOが、今回あらたに性交まで可能なボランティアを募っているもので、異性愛者の性交はもちろん、同性愛者のためのボランティアも同時に募っているとのことです。
代表のアイハ・ザンプ(Aiha Zemp)さんによると、「タブーは打ち破らなければならないわ。セックスは飲んだり食べたりすることと同じ、人間の根源的な欲求の筈だもの」とのこと。
現在、マッサージだけのボランティアは、男性が3名、女性が1名サービスを提供しているという同団体。今回の募集であらたに9名のボランティアが応募。
ただし、時間あたりポンド換算で65ポンド(約14,900円)という料金設定は、単に福祉の名を借りた売春じゃないのという批判を呼んでいますが、ザンプさんはこれを否定しています。
2007.08.15 (Wed)
売春取り締まりの婦警が売春婦にとらばーゆ

売春婦の取り締まりなどをおこなっていた元婦警が、第二の人生を逆に売春婦として歩みはじめました。
この女性は、自称、デンマーク女優ブリジッド・ニールセン似のジュリア・スタージョン(45歳)で、現在娼婦としての営業こなし、注文があれば婦警のコスプレも披露するということです。
情報を得たサンデーミラー紙の記者は、さっそく彼女のサイトから携帯し、ロンドンにあるホテルのバーで落ちあう予定をとりつけました。
バーにあらわれた彼女は、記者が手渡した280ポンドのお金を受けとるとシャンパンを二杯あおいで記者を部屋に促します。部屋にはいるとさっさと服を脱ぎ、白いGストだけの姿でベッドに寝ころびました。記者はそれとなく彼女に身の上を訊ねます。現在二児の母だというスタージョンは経緯を語りはじめました。
「チェルシーのワーリントンで研修を受けた後に、二年半ばかりノースアンバーランドの婦警として働いたわ。私服でね。…合わなかったのよ。若い子たちは制服のもたらす力ってものに酔ってたわ。制服を着たとたんに威張りだす奴らも散々見てきたし。そういうのが厭だったってワケ」
しかしながら、スタージョンのサイトには、こううたってもあるのです。
「夜通しナースに看病されたい? それとも婦警に拉致されてベッドの上で手錠をかけられるってのはどうかしら」
そのスタージョンが、記者の目の前で半裸の肢体をくねらせながら、ハスキーボイスでこう囁きます。抱かれたいの。抱いてよ。記者は言い訳をして中座しました。
部屋をいっしょに出たスタージョンはこうも語りました。
「生活のためにやってるのよ。辛うじてサイトを立ち上げて、なんとかまわってる。婦警に戻ろうかと考えたこともあったけどね。いまはこっちの仕事のほうが楽しいわ」
2007.04.02 (Mon)
アムステルダムの「飾り窓」が一般公開

―Yahoo! News―
昨年にひき続き、「飾り窓―Red Light District」として有名なアムステルダムの合法売春区で、オープン・ディ、施設の一般公開がなされました。
この一般公開は、800年来の伝統をもつ「飾り窓」に対する悪しきイメージ、つまりは強制売春や組織犯罪の温床といった一般認識をあらためるために催されたもので、見学に訪れた市民らは昼日中からうす紅く灯されたネオンのもとでポーズをとる女性たちを興味深げに見学したようです。
「オープン・ディというのはいいアイデアだと思うのよ。男性のみならず、女性にもぜひ見てもらいたいわね。実際どんなところかって知れば、旦那さんや彼氏がここに来たがるってワケも、なーんだって思うんじゃないかしら」と語るのは、アムステルダムズ・バナナ・バーのヌードダンサー、ラヴさん。
昨年来、密室での麻薬の売買、マネーロンダリングにこうした売春宿がつかわれたことによって、免許取り消しなどが増えたことから、浄化に努めているという飾り窓地区。
一面華やかにも見えますが、その実、彼女たちの一回あたりのサービスにかかる値段といったら50ユーロ(約8,000円)程度なのだそうです。また、それぞれの売春婦は自営とみなされ、飾り窓つきの部屋を借りるのに、ひと晩あたり110ユーロ(約17,000円)、また高額の税金も自前で払っているそうです。
見学客らは公開されたベッドルームなどに座って寝心地を確かめたり、また普段はわからないベルベットのカーテンの裏に隠された警報のボタンなどを確かめたり、また自ら飾り窓でポーズをとる人々もいたということです。
「性産業に従事する人間がリスペクトされることはほとんどないわ。たくさんの女性たちがここで働き、また多くのトラブルもあったりね。自らの意志ではなく強いられてという女性ももちろんいるでしょう。そんな女性たち自身でも、けして卑屈になるのではなく、リスペクトされるべき存在だという自覚をもってほしいのよ」とは、元売春婦で現在では飾り窓区のインフォメーションセンターを管理するマリスカ・マジョールさんです。
2007.03.08 (Thu)
第三種接近遭遇

フロリダ州のメルボルン署は、通りで売春を勧誘したとして女性5名を逮捕しました。
女性らが逮捕されたのは、ハイビスカスBlvd.からユニヴァーシティBlvd.にかけて。
売春はほとんどの州で違法ながら、日本と同じく摘発などには滅多に動くことのないアメリカですが、今回の取り締まりは現場を通るドライバーからの苦情をうけたもの、だそうです。
女性らは、売春目的の勧誘のほか、open container violation―口のあいたアルコール飲料を車内で所持していたという罪、罰金は日本円で2万円ぐらい―や、禁止薬物の所持、販売、公務執行妨害などの罪にも問われています。
捕まったのは、上の画像、リンダ・ボーガン(48歳)以下、20代後半から40代までの女性5名。失礼ながら、画像がなければとりあげることはなかったかもしれません。

2006.12.13 (Wed)
イギリスで売春婦ばかり5人の全裸死体が発見される

―Mirror.co.uk―
英サフォーク州イプスウィッチで、わずか11日の間に売春婦ばかり5人の全裸死体が発見され、19世紀末に世間を騒がせた 「切り裂きジャック」 の再来かと市民の恐怖を募らせています。
事件は今月初めにイプスウィッチ郊外の森や小川などで次々と見つかった3人の他殺体に類似した点があったため、ひき続き警察が捜査を続けていたところ、12日、同所で2名の死体が新たに見つかったもの。
被害者女性は、右からタニア・ニコルさん(19歳)。 市郊外の団地で母や兄弟とともに住み、肩までのブラウンヘアーにスリムな体躯の彼女は、10月30日に家族から失踪届が出されていました。 遺体は8日、沼地で見つかり、全裸。 近所の評判では、礼儀正しく言葉遣いの丁寧な女性で、売春を生業としていることは知られていませんでした。
右中はポーラ・クレンネルさん(24歳)。 遺体は12日、レヴィントンで見つかりました。 3人の子の母親でもある彼女は、家を出てからイプスウィッチ周辺に数室の部屋を借りて生活していたそうです。 警察から連絡がとどいた父親は、娘が売春して暮らしていることは知らなかったといいます。 彼女は友人でもあるゲンマさんの遺体が見つかったときにテレビ局のインタビューに応じています。
左中は、アネット・ニコールさん(29歳)。 12日、クレンネルさんと同じくレヴィントンで遺体が見つかった彼女は、最初に3名の死体が見つかった後で失踪届が出されました。
左は、ゲンマ・アダムスさん(25歳)。 最初に遺体が見つかったのが彼女です。 先月14日に失踪届が出され、今月2日に遺体が水路で発見。 18の頃にヘロインに手を出し、家を出て彼氏と同棲する傍ら、薬代を稼ぐために売春をはじめたようです。

検死に付された死因はまだ特定できていないようですが、いずれも窒息死との情報があり、また遺体はどれも全裸ながら、乱暴された跡はないようで、被害者女性たちの遺留品は見つかっていません。
警察では、現地で過去に性犯罪履歴をもつ男性、400名をリストアップしました。 しかしながら、女性たちの遺体が埋められるなど隠されることもなく、そのままに放置されているところから、警察に対して恨みをもつ者の犯行または挑発とも見ているようです。 またいっぽうで、現地に土地勘のない港湾労働者などをあたっているとの情報もあります。
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2006.11.04 (Sat)
ムンバイの娼婦
2006.10.06 (Fri)
コロンビア・ブービー(boobie)・ブルース

麻薬と暴力のはびこる国、南米コロンビアで毎晩のように放映される人気ドラマがあります。 内容はティーンエージャーの女の子が自分の胸を膨らませるためなら何でもするという、いささかブラックな内容。
実話にもとづいて構成されたこのドラマは、ここ、世界最大のコカイン輸出国としてのコロンビアの病む姿をありのままに映し出し、視聴者から愛されもし、また憎まれもします。
40年間にわたって続いた内戦。 その後の麻薬立国。 口さがない人々はドラマを屈辱にまみれたコロンビアの姿とし、ブラックユーモアととる人々は、コロンビアの現実の姿を認識しています。
ドラマは、貧困にあえぐ生活に飽き、学校にも飽きた少女カタリナが主人公。
学校を出たところで仕事が待っている筈もなく、カタリナは友人が選んだ道を自分も歩むことに決めました。 豊胸し、その胸の魅力でギャングなりたての威勢のいい彼氏を引っかけようというのです。
これといって他に才能のないカタリナが手術費用を稼ぐためには、売春するしかありません。 それにしたところで、彼女の小さな胸では客をとることさえ容易ではないのです。 まさに八方塞がりです。
こぼれるような大きな胸が 「天国へのパスポート」 だと信じきっているカタリナは、街の片隅で必死に自分の運命と闘います。 運命はいつしか、闘いの結果である暴力と裏切りのエピソードに埋め尽くされ、カタリナ自身身動きがとれなくもなっていくのです。
咆哮するマシンガンの銃声が、「traqua traqua traqua」 と聞こえるところから、「traquetos」 と呼ばれるギャングの男たちは、自分の彼女を美しくするためには、金に糸目をつけずにありとあらゆる形成術を受けさせるといいます。 女たちはごく若いうちから手術を受けて、「traquetos」 の男たちをものにしようと企てます。
「うぬぼれ、虚栄心がコロンビアの女性たちの目を見えなくしているんです。 私たちはドラマの成功を讃えるよりも、警告として受け止めなければいけません」 と語るのは、ドラマのなかでヴァネッサ役をつとめる女優のマルガリータ・ローザ・エイリアスさん。 しかしながら彼女の胸もまた、主人公のカタリナが憧れる大きく形成された胸なのです。
ドラマは、昨年Gustavo Bolivarによって書かれた小説を基にしています。 主人公の14歳の少女を演じるのはマリア・アデレイダ・プエルタさん。 昨年本が発行されて大ヒットとなった時には、舞台となっているペレイラの街の人々は困惑したそう。 とりわけ、ギャングの巣窟という対外的な汚名をそそぐために奮闘してきた地場産業に携わる人々は、不快感をあらわにしたそうです。
「こんなクズみたいな番組に街のイメージを決めつけられてはたまりませんね。 出てくる男性はみんなギャングで、それに付け入ろうとする女性が豊胸して自分を売り込むというだけの話じゃないですか。 話としてはステロタイプ。 なにも目新しい内容ではありません」 と語るのはペレイラの市広報。
何年もの間、その名の示す通り、コロンビアのコーヒー産業の中心地としての役割を担ってきたペレイラの街。 コーヒー園に勤める男たちやトラックの運転手たちは、この街の歓楽街で金を落とし、そこに働く女たちや裏で操るギャングたちを潤わせてきました。
「うーん、仕方ないんじゃない? むしろ現実をよく捉えてると思うわよ」
ドラマについて訊かれた街の女性はこう応え、足早に過ぎていきました。
2006.06.21 (Wed)
インドに流行る「レンタル妻」

インドの話題をもうひとつ。
このところ、インドでは既婚男性が自分の妻を貸し出すことが流行しているそうです。
この 「レンタル妻」 はインドのなかでもとりわけ貧しい西部に住む男性たちの間で行われているもので、農場経営者などの富裕者に対し、相手の家に住まわせて家事をさせ、夜の相手も務めさせ、一ヶ月あたり8,000ルピー(約2万円)を得るというもの。
もともとインドでは、貧しい人々が女児をグジャラートなどの富裕層に売り飛ばしたり、娘を嫁がせるときに持参金をもたせる風習が今でも根強く残っているところから胎児が女の子だとわかると中絶したりで、地方によっては男女の比率がかなりちがうそうなんですね。 で、運よく結婚できた男性は女性の少なさに乗じて、大人になってまでも女性を酷使するという訳なのだそう。
もちろんこの 「レンタル妻」 には仲介業者も絡んでいて、こちらは月に20万ルピー(約50万円)も儲ける輩もいるそうです。
理由がどうあれ、完全な売春なのですから警察が動くと思いきや、インドには売春防止法があるにはあるのですが、例のカースト制度が邪魔をして、「誰も不平を言わないから、警察ではこの問題に立ち入ることができない」 などと宣う始末。 地方によっては、こうした被差別カースト(ダリット)に属する人々が宗教の名の下に聖職者にレイプされることがあるそうですからとんでもない国ですよね。