2006.08.20 (Sun)
モザンビークのカニバリズム

モザンビークのゴロンゴーザ警察は、食べる目的で埋葬された死体を掘り起こし、人肉や骨をあつめていた夫婦を逮捕しました。
直接の逮捕理由となったのは人間の内臓を所持していたためだそうですがこの夫婦、Neva Mafunga(50歳)とその妻Nhanvura Faera(34歳)は、人肉を食するようになってからすでに20年以上経つそうです。
二人が居住していたVanduziという村ではまだまだ呪物信仰が根強く、どうやら夫婦はこの村において人々の病気や悪習を取りはらう術師の役割を担っていたようで、人肉を食べることはその治癒のパワーを強め、自らをも壮健にするためだったと供述しているそうです。
二人を取り調べているゴロンゴーザ警察のJose Cumbe司令は、二年前に当地に配属されてから、カニバリズムの風習を自認する者を実際に見聞きしたのは初めてだと話していますが、まだまだ噂や口伝てとしてはあったということなのでしょうね。
供述によると、妻のNhanvura Faeraは、夫の命令で仕方なく口にしたのが始まりだと述べているそうです。