2007.08.28 (Tue)
今年もロセボでダッチワイフ乗りレース

―The St. Petersburg Times―
ロシア、サンクト・ペテルスブルクから電車で二時間、湖の町ロセボの夏の風物詩となる「Bubble Baba Challenge―ダッチワイフ乗りレース(babaはロシア語で田舎娘の意)」が、今年もヴオクサ川でひらかれました。
今年で五回目を迎える「Bubble Baba Challenge」は、女性45名を含む365名の参加者によって競われ、一年の間に川下りで一人二人の行方不明者が出るというヴオクサ川の急流をダッチワイフを抱えたまま、予選、決勝と競技がおこなわれました。
「実際、見ているよりも遥かに難しいんだ。でもゾクゾクするよ。アドレナリンが体中をかけめぐる感じだね」と語るのは今年、2分40秒のタイムで優勝したドミトリー・アレクサンドルさん。彼はもう四回目の出場となるそうです。
この競技を発案したのはドミトリー・ブラウィノフさんで、川下りのキャンプ中、友人たちと酒を酌み交わしながら「ダッチワイフの本来の目的以外の使用法」を考えてるうちに思いついたといいます。そのブラウィノフさんが残念だったのは、女性の参加者が大巾に増えた今大会、ダッチハズバンドを提供できなかったということ。「ダッチハズバンドはなにしろ高くってね」。
ネットなどで安く求めたダッチワイフは基本的に二シーズンにわたって使用され、参加者はそのダッチワイフの数で制限。ダッチワイフのレンタル料200ルーブルと参加費150ルーブル、それにライフジャケットのレンタル料50ルーブルの計400ルーブルを支払えば誰でも参加できます。
今大会のスポンサーは家具店とモバイル関連業者。運営はほとんどボランティアによって行われたということです。
