2013.11.11 (Mon)
240年前に制作された自動筆記人形「The Writer」(7p + 1video)―スイス
―Mechanical Marvels: Clockwork Dreams―
画像は、240年前に制作された自動筆記人形「ライター(The Writer)」。
スイス生まれの時計職人、ピエール・ジャクウェット・ドローズ(Pierre Jaquet-Droz)によって1770年代に制作されました。最大で40文字からなる文章を自動で筆記することができるそのメカニズムは、現在でも完璧に稼働します。
もちろん人形が筆記する文章はあらかじめ入力することができるほか、文字列に加えて筆圧までもコントロール、また、その文字をいちいち目で追う姿がこのロボットをより魅力的に映します。そして、文章をプログラミングできるということこそ、現代のコンピュータの原型であるともいえます。
ジャクウェット・ドローズは、ほかに「ミュージシャン(the Musician)」、「画家(the Draughtsman)」という2つの人形を製作しました。現在は3体ともスイスのヌーシャテル(Neuchatel)にあるアートアンドヒストリーミュージアムに展示されています。
Tags : Pics | Gadget | Switzerland |
筆記専門とか人型とか。あと江戸時代のからくり人形にもあったね
実物はさすがに美しい。
アナログだけどこういった物って「プログラム」の概念が無いと出来ないような気がする。古すぎて失われた文明の彼方。こういった技術体系があったのかもしれない。これもある意味オーパーツなんだがみんな気がつかない。
だけど、電気が無かったらどうするの?
昔の人達は電気が無かった時代に色々なモノを作ってきた。
そりゃ今のモノと比較するとレベルの落ちるものかもしれない。
だけどその技術、大事にしてほしい。
こういった人形だけでなく、時計・建築技術・水道・・・
この人形を作った技師に乾杯
お前だけ電気の無い生活しとけw
ペンが迅速に正確に紙に描いていく様子を、描き終えるまでしばらく眺めていたものだった。
シャーシャーカカカカカシャーシャーカカカ・・・
目を楽しませ、想像力を掻き立てるものには大きな魅力がありますね。
現在でもトゥールビヨン時計出してます。
この人形の技術が進化して、超カワイイ時計になっています
http://www.gizmodo.jp/2013/08/post_13019.html
本当に素晴らしい。
全てメカトロに依存してしまう現在の技術者が失いつつある発想だな
てか痛そう
すっかり見入ってしまいました。
からくり人形は、日本の専売特許かと思っていたら、世界にはこんなにも繊細でやわらかくて表情豊かな人形がいるのですね。
このぜんまい仕掛けがまた、とても面白い。
積み上げられた薄いディスクのようなものは、文字一つひとつに対応しているのかしら。
インクを付けたり、用紙を少しずつ移動させたり、瞳を動かしたり、こんな仕掛けを作る人たちって、いったいどんな脳をしているのでしょうねぇ。
すばらしいものを紹介してくださって、ありがとうございます。
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